「積立」×「投資」の相性はいかに?/本日のスープ95皿目

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リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。

m@さんからのご寄稿コラムです。


前回、rennyさんが長く愛されるファンドを育てる上で運用報告会の開催が大事なのではないかと提案されていました。

「運用報告会」で長く愛されるファンドを育てましょう!|本日のスープ94皿目

長く愛されるファンドを育てる事も大事ですが、先日NHKのあさイチでつみたてNISAが紹介された時の反応を見ても、投資に対して怖いという印象を持っている人が多いのを実感します。

将来へ向けたお金を貯めようとした時、思い浮かぶのは積立預金や財形貯蓄、旅行積立など毎月コツコツと積み立てをする商品です。そこで、金融庁は家計の資産形成を支援するために「つみたてNISA」という制度を今年からスタートさせました。投資信託を積立することで家計の資産形成を後押ししようとする制度です。

投資というと安く買って高く売ることで利ざやを得るというイメージがありますが、「積立」という言葉にはコツコツと積み上げていくイメージがあります。つみたてNISAは制度としてはとても良いのですが、「投資」と「積立」がどう組み合わさっているのか腑に落ちないと意味がわかりにくいのでではないでしょうか。

ブロガー界隈に増えたインデックス投資家さんは世界の株式市場の成長にインデックスファンドへの投資を通じて相乗りするという仕組みに腹落ちして投資デビューした人が多いように思います。謂わばロジカルな背景から入った人達です。

一方で未だ投資デビューしていない人達は仮にそういった説明をどこかで目にしたり聞いたとしても反応しなかった人達なのではないかと思います。iDeCo利用者が急増した背景には所得税の節税効果があるという目に見える「お得」さがあったと思いますが、つみたてNISAはあくまでも投資の利益に対する非課税であってそうした目に見える「お得」さはありません。

地道にコツコツとお金を増やす方法の一つに「積立預金」だけでなく、「積立投資(投信)」という方法もあるんだよというのがうまく伝わるといいなと思います。「投資」と「積立」という水と油のような相性に思えますが、つみたてNISAを通じて地道でコツコツとした投資もあるってことを投資未経験者に知って欲しいと思います。

そして、その上で自分のお気に入りのファンドを見つけて資産形成を楽しんで欲しいです。(楽しむくらいの気持ちを持った方が続けやすいのではないかな?)

いい投資探検家:m@(エムアット)

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