複雑な文様の縄文土器からシンプルな弥生土器へ。
古代人の美意識の変化に、日本的な美学の芽生えがあるのでは?
今までは以下のような日本文化の特徴と同列に捉えようとしていた。
- 神に対する感覚…「いる」と感じた時に「心」の中に神がいる
- 和歌…目の前の情景を31文字に凝縮
- 扇子…中国から伝わった「うちわ」をポータブル化
- 法然…膨大な経典や修行を「南無阿弥陀仏」6文字に凝縮した
- 禅…固定観念を極限まで削り落とすことで、自己の本質を捉える
- 枯山水…あえて水を無くすことで受け手の想像力にまかせた庭園
- 千利休…余計なものを極限まで削り、手の届く範囲にこそ全宇宙がある
- 日本料理…食材の一番美味しいときに最小限の手を加えて作る
しかし松木武彦「美の考古学」によると、
世界各地の土器の造形や文様の変遷はどこも同じなんだとか。
日本しか見ていないとこういう勘違いをする。。。
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