人生最長の7泊8日の長旅。
ちょうど桜の満開時期に重なり、各地で桜を見ることができた。
花見にと 群れつつ人の 来るのみぞ
あたら桜の とがにはありける
今よりは 花見ん人に 伝へおかん
世を遁れつつ 山に住まへと
花見に大勢の人がやってくる…そこが桜の惜しまれる。
だから世俗を捨て、心安らかに桜をめでることを知った今、
私のように世を遁れ山に住むことを薦めたい、と西行は詠った。
喧騒を離れ、静かに桜を愛でるにはどこへ行けばいいのか?
西行のように山に籠もらなくても、そんな花見の場は存在した。
瀬戸内海に浮かぶ因島や大三島では地元の人もほとんどいなかった。
柳川(福岡)・柳川藩主立花邸 御花
尾道(広島)・西国寺
因島(瀬戸内海)・白滝山 五百羅漢
大三島(瀬戸内海)・大山祇神社の裏山
松山城(愛媛)
倉敷(岡山)
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