ひょんなことから、アントニオ猪木に興味を持った。
プロレスをほとんど知らない私の中のイメージはこの程度。
- 「1・2・3、ダァーッ!」「元気ですかー!」と叫んでいる
- ボクシングのモハメド・アリと異種格闘技戦をした(現在の総合格闘技の先駆けとなった試合?)
とりあえず気になる本を読んでみようと図書館で借りてきた。
猪木流「風車の理論」
一番目を引いた一冊は、
タイトルがそのまま投資の格言じゃないか!
このタイトルは、猪木流「風車の理論」から来ているようだ。
「相手の力を引き出して技を決める。つまり、負けて勝つ、というのかね。何度も言うけど、勝つことばかり考えていると相手が見えない。仮に自分が負けた時の状況が見えれば、相手がもっともっとよく見えてくる。」
相手の攻撃をあえて受ける(負ける)ことで、
相手の技や魅力を最大限引き出した上で勝つ。
強い風があたると風車が勢いよく回るように、
相手の攻撃が強いほど、自分の技や魅力も引き出される。
そして、どの程度まで攻撃を受けることをよしとするか、
その「モノサシ」の幅が大事であると説き、
「人生っていうのは逆転、逆転の繰り返しだろう。だから、そこでよく言われるように「諦めずに」ということになるわけだけれど、その前に自分の「モノサシ」、これを大きくすることが先決なんじゃないだろうか。この「モノサシ」というのは、要するに自分の心の広さによって決まってくる。その心の広さによって、いい負け方もできるし、いい勝ち方もできる。」
相手を「証券市場」に置き換えると完全に投資の心得。
戦いの中で自分はどうあるべきか。
この手の話には必ず投資のヒントが眠っている。
猪木流「振り子理論」
どうやら猪木流「〇〇理論」というものが他にもあるようで、
のなかに、
猪木流「振り子理論」という記述が出てきた。
「何かを「やりたいッ!」て思ったときに、心の振り子が振れるんだ。だけどすぐに、その振り子が振り戻ってくる。「やっぱりリスクが大きいかな」とか「人になんて言われるかな」とか。その戻ってくる振り子を、もう一度振り切る力というかね。それが大切なんです。振り子は戻ってくる力の方が大きいもんだからね。」
歴史や経済の振り子についてはよく考えるが、
自分自身の心の振り子のことは考えたことがなかった。
どちらかというと、心の振り子が大きく振れないように、
常に一定の状態を保つことを目指してきたからかな。
でも投資を始めて数年間、株価の上下動に慣れるまでは、
心の振り子はグラグラだったように思う。
たとえば私はITバブルのピークで投資をはじめていきなり大損。
これが心の振り子が戻ってきた一番大きな瞬間で、
それを押し返すことができるかどうかが分岐点だったのかも。
私の中のアントニオ猪木像は、感情を全面に押し出している姿。
でも著書を読んで、思慮深い人だったんだ…と印象が変わった。
話している時の印象と文章から受ける印象が、だいぶ違う人が時々いる。
あれってどういう現象なんだろう?

コメント
まったくしりませんでしたが、
すばらしい格言だらけのようですね!!!