先進各国の株式市場の騰落率を比べたとき、
ドイツ(DAX)が目を引いたから、過去5年分並べてみた。
やはりドイツが際立っている。
近年、西欧一の繁栄を謳歌すると言われている(→関連記事)
スペイン(IBEX35)をも上回る株式市場の好調ぶり、一体なんだ?
過去5年 | 2007 | 2006 | 2005 | 2004 | 2003 | |
DAX | 184.17% | 22.28% | 21.93% | 26.92% | 7.33% | 39.67% |
TOPIX | 71.58% | -13.14% | 0.48% | 43.04% | 8.56% | 21.35% |
S&P | 68.04% | 4.26% | 13.61% | 2.67% | 8.78% | 26.38% |
FTSE | 64.37% | 3.98% | 10.71% | 16.71% | 7.53% | 13.61% |
CAC40 | 83.66% | 1.54% | 16.54% | 23.39% | 7.39% | 16.12% |
IBEX35 | 151.49% | 7.32% | 31.79% | 18.20% | 17.36% | 28.16% |
ドイツに関するニュースをぼんやり検索して目に付くのは、
2007年9月末にシュタインブリュック財務相が発表した、
2007年の財政赤字のGDPに対する比率が0.1%程度になる見通し。
東西ドイツ統合後(1990)、東ドイツ関連への財政支出が重く、
財政赤字がかなり膨らんだイメージがあったのだが…。
しかしドイツについて知らなすぎるな。
バイエルよりバイエルン・ミュンヘンが先に思い浮かんでしまう。
財政再建はもちろん、ユーロ高の輸出産業への影響とか、
日本が学ぶべきことが多そうな気がするから、調べてみないとね。
ドイツ経済に詳しい方からのコメント・TBお待ちしてますデス。
ドイツ経済に関するレポートいろいろ
・ドイツ経済好調の背景とその持続性(07/08/01・三菱東京UFJ銀行)
・長期低迷を脱したドイツ経済(07/05/25・ニッセイ基礎研究所)
・ドイツ経済の回復は本物か(06/06/23・日本総研)
コメント
2003-2006年の日本株と同じで下がり過ぎの反動でしょう。平均への回帰というか。逆に今年は昨年が下がりすぎた市場が上がるんじゃないの?
私も普段ならドイツ株信用売り♪ってノリになりますが、
5年で他の先進国と100%超の差があるとなると、
平均への回帰、と結論を急ぐのはもったいないかも。
ドイツと言えば、中・高の社会の教科書に出てきた、「ルール工業地帯」に代表される製造業が強い。BMW、ベンツ、フォルクスワーゲン、バス・トラックのマン、化学はバイエル、BASF、ヘキスト、ヘンケル、製鉄はティッセンクルップ、補聴器から新幹線の重電まで扱っているジーメンス。相対的に金融が弱い(時価総額比率が少ない)。対して、イギリスはHSBC、RBS、フランスはBNP、ソシエテジェネラル・・・。DAX>CAC、FTの序列になるのはサブプライムで銀行株がいかに集中的に売り叩かれたかの裏返しでしょうね~。
因みに小生は、アンチ・バイエルン!ベルダーブレーメンの信者です。06W杯ドイツ大会の決勝T1回戦、2試合を含めて計10試合、ドイツのスタジアムで現地観戦してます。北はハンブルグ、ブレーメンから南はシュトッツガルト、ミュンヘンまで計8スタジアムで観戦しました。余計な話ですみません。
スイスもUBSの占める割合が高いから影響を受けたってことですね。
日本も製造業がメインの国だから頑張って欲しいです。
ブンデスリーガはテレビで見ていませんが成績を見る限り、
ブレーメンのサッカーは楽しそうですね。
得点も多いけど、失点も多い。でも優勝を狙える。
ワールドカップまだ生で観たことない…。うらやましいです。
ドイツに3年前に3週間遊学していたものとしての感想ですが、ドイツはベルリン、ライプツィヒなど東西の境目であった部分に、まだ建設途上な部分が多かったです。
そういった大きなインフラ需要があるので、かなり腰の強い経済となっているような印象です。現在どういった状況かはGoogle Earthを使えばだいたいわかるかもしれないです。
ルール工業地帯をなんとなく検索していて面白いもの発見。
炭鉱を中心とした重化学工業衰退後、
負の遺産から残された環境破壊から立ち直るべく、
「IBAエムシャーパーク構想」って街づくりが計画があるみたい。
http://www.horonai.com/05_Deutsche/IBA/Deutsche01.html
それかケングリフィーさんのコメントからふとなんとなく、
建設部門が元気な国は株価も上昇するような気がする。
>>建設部門が元気な国は株価も上昇するような気がする。
2001年からほぼ、毎年、ドイツ(サッカースタジアム詣で)に行ってましたが、確かに旧東独では、共産時代のポンコツ・インフラを潰して、建築ラッシュが続いていました。旧東独に位置するドレスデンの街には頻繁に立ち寄りましたが、訪れる度にキレイになって行きました。ドレスデン中央駅や聖母教会等々。でも、建築ラッシュもドイツワールドカップ前までの期間では?ベルリンの壁が崩壊、東西ドイツ統一してから15年以上経ってますしね。
それより印象深かったのは、鉄道の車窓からよく見かける風力発電機の群れですね。流石、環境先進国。サステナブルグロース(持続可能な成長)。
ところで、このブログの主様は、投資、サッカーのみならずクラッシク♪♪♪のファンですか?
ドレスデンと言えば、「ゼンパーオペラ」、ライプチッヒと言えば「ノイゲバントハウス」!ワイマールにはリストの住んでいた家もありました。アイゼナッハにはバッハの生家なんかも。
上記、2箇所で聴いたコンサートは、「シベリウス」と「マーラー」。一寸、近代的で、絵画で言うと「ピカソ」みたいな感じでサッカーフリークの小生、着いて行けませんでしたが。でも、ゼンパーの音響、豪華な装飾は日本のコンサートホールなんて足元にも及びませんね。
私の人生は、サッカー(40)、投資(30)、クラシック(15)、グルメ(15)、
の4資産に分散投資されています。(カッコ内が割合です)
クラシックに関しては昨年夏からコンサートに通うようになりました。
いろいろ行ってみて音響が良かったのは、みなとみらいホールかな。
海外に行ったことないので、まずはコンサートホールより、
カンプ・ノウとかサッカースタジアムを観てみたいなぁ。
ドイツはそんなに風力発電機が建ってるんですね。
なんとなく国土の面積を調べてみたくなり、
・日本 377,835km²
・ドイツ 357,021km²
と日本の方が広いけど、平野の割合を見ると、
日本が15%、ドイツが85%。
やはり平野が多いと風力発電機も立てやすいんでしょうね。