「賢明なる投資家」の8章を読み返したら、
次は20章「投資の中心的概念安全域」を読むのが再読の王道。
この本の最重要部分は8章と20章だというのは覚えておいて。
今のような強気相場で投資を検討する上での重要なメッセージがある。
「長年の経験から分かっていることは、投資家が最大の損失を被るのは、好景気下で優良とはいえない証券を購入したときだということである。このような買い方をする人々は、直近の高収益がその企業の「収益力」であるととらえ、また、業績が好調であることが安全性であると考えている。」P386
直近の業績だけを見てはいけない。
少なくとも2001~03年の時期まで決算を見直すことで、
企業が逆境に耐えうる能力をもっているのかどうかの検討を!
またグレアムはこの章で投資が知的な行為となるためには、
自らが事業を行う場合と同様の価値基準が必要であると、
- 自分が何をしているのかを知れ(己の事業を知れ)
- 決して自分の事業を他人任せにしてはならない。
- 信頼のおける計算の結果、相応の利益を得るチャンスが十分にあると考えられる場合を除いて、その事業(投資)に踏み出してはならない。
- 自分の知識や技術に勇気を持って従いなさい。
4原則を示した上で最後にこう結ぶ。
「満足のいく投資結果を生むことは、多くの人々が思っているよりも簡単だ。ただし、それ以上の結果を成し遂げるのは、想像以上に困難なのである。」P397
コメント
西郷さんのところから来ました。
これからもお勉強に寄らせていただきます。
はじめまして。ブログランキングからきました。
相場が良いときほど心しておきたい言葉ですね。
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