株式投資は低く抑えられた給料の穴埋めに?

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株式投資の意義を考えたとき
株式投資はインフレ防衛のために意味がある
としたけど、
その後にモヤモヤ書いてる部分が気になって、もっと考えた。

年金基金は、企業に対し利益をあげ、株価を上昇させることを求める
労働者は、企業に対しもっと給料をあげることを求める
消費者は、企業に対し良いものを安く提供することを求める
年金基金、労働者、消費者が三位一体となって内部闘争起こしてる。

サブプライムローン問題勃発以前の世界的な好景気において、
企業の経営は、年金基金消費者の立場を重視したものになっていた。
その一方で、労働者の給料は不当に低く抑えられていた可能性もある。

もしこの先、同じような世界的な好景気がやってきた場合、
その恩恵にあずかるためには、株式に投資している必要があるのでは?
(「株主が得られる利益=会社の事業利益」が前提だが)
そうなると、株式に投資をしている世帯とそうでない世帯とで格差が広がる。

現時点では家計の現預金の割合が高かった日本の大勝利♪
→ 参考資料…個人金融資産の各国比較-2008年版(Blog:投資十八番)
でも世は無常。なんとなく思い出した文章を貼り付けると、

まず人間の運命は車輪のようなもので、くるくると廻りつつ、同じ者がいつまでも幸運であることを許さぬものだということをご承知なさいませ。
--ヘロドトス「歴史・上」P176

日本の家計は、危機に強く、好景気に弱いってことも忘れないようにしたい。


以下「株主が得られる利益=会社の事業利益」について

"The explanation of how this is happening begins with a fundamental truth: With unimportant exceptions, such as bankruptcies in which some of a company’s losses are borne by creditors, the most that owners in aggregate can earn between now and Judgment Day is what their businesses in aggregate earn."
--バフェットからの手紙・2005年度版P18

「長期的に見れば、株式から得られるリターンは、企業が生み出す比較的予想しやすい投資リターンという現実にかなり近いということだ。まったく予想のつかない市場参加者の判断が、一時的な株価や、投機リターンをもたらすPERの変化に影響を与えることはあっても、本質的な影響はまったくないのだ。長期で見ると、株式リターンを支配するのは企業の経済性であり、短期的には感情が支配していても、いずれその効果は消滅する。」
--ジョン・C・ボーグル「波乱の時代の幸福論」

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