主人公が異常に小さく産まれて、のちに大出世。
日本の昔話にはこのパターンが意外と多い。
桃太郎、かぐや姫、一寸法師といった「小さ子」物語は、
子男神スクナヒコナ神話が源流では?と柳田国男は指摘。
「最初異常に小さかったということが、その神を尊く、また霊ありとした理由であったことは察しえられる。」(桃太郎の誕生・P37)
なかでも一寸法師はその小ささゆえに鬼退治に成功し、
あからさまな弱点からの逆転が古来より日本人の好み?
日本史には過去に「負」を背負ったものが歴史を動かす型も多い。
「弱さ」にこそ「強さ」が隠されている。
老子(78章)にも説かれてるから、日本独自の考えではないけど、
弱の強に勝ち、柔の剛に勝つは、
天下知らざるものなきも、よく行なうものなし。
小ささや弱さへの着目が日本文化には多々見受けられ、
- 枕草子の「ちいさきものはみなうつくし」
- 日本文化の「はかなさ」や「無常」への敏感さ
- 岡倉天心が指摘した茶道の「不完全の美」
その源を神話や昔話にまで辿れるのはとても興味深い。
まぁそんなこむずかしい話ではなく、
ということかもしれないけどね。
コメント
フロイトも「力は、弱さから生まれる。」と言ってます
弱さは強さでもあるし強さは弱さにもなる
長所は短所でもあるし短所は長所でもある
なんかサッカーでも結びつきそうですね♪
サッカーだとJリーグ開幕時に弱かったことが熱狂的なファン獲得につながった(?)、浦和レッズみたいな感じですかね。
そうそう昔、とよぴーさんにお話しした私の「35歳での隠居」。
完全に、とはいかないまでも「半隠居」「中隠」くらいの感じでまとまりそうです。
「半隠居」いいですね♪
リタイアとまで行かなくてもセミリタイアであったりプチリタイアな感覚でしょうか
自分の場合は仕事が辛いと感じたら(また!?)全力で逃げちゃうかもしれませんが現在は苦痛を感じていないので精神的にはセミリタイアみたいなものかも
何にせよ必要とされていることを実感している日々です
浦和レッズの場合は・・・過去のネタクラブには『戻りたくない』のと『あの頃が懐かしい』が同居しています(笑)
とりあえず「半隠居」で自由な時間はわりと増えるから、好奇心たっぷりに生きて、見聞を広めたいなぁと思ってます。
またランチしましょう♪
了解~♪