私は自分が何者なのかサッパリ分からないけど(笑)、
「CSRレポートを読んでいる、とても珍しい個人投資家」
と認識している方もいるようで、今日も少しだけ話をしてきた。
有価証券報告書みたいに法律で形式を決められていないから、
個性が出るIR情報としてCSRレポートに期待してるんだ。
最近、オフィスの1つに箱詰めのCSRレポートがどっさり届いてね。
スペースの都合上、残すものを瞬時に判断する必要性に迫られた。
そんな作業のなかで気が付いた、良き仕分け方法。
- CSRレポートだけで、その会社の主要事業が分かるか?
そもそも企業は存在していること自体が社会貢献のはず。
そして社会から必要とされていなければ存続できない。
にも関わらず、
- 本業とリンクしないCSR活動をアピールしている
ようなページが混入しているのなら、
- そもそも自社の存在意義を理解できていない
- 「他者も作ってるから…」的な横並び思考の会社
と判断し、詳しく読もうと思わないし、もちろん投資対象から外す。
そんな私の考える理想のCSRレポートは、
- 社名の記載部分を伏せても、どの会社のものか分かる!
つまり社名や主要事業が分かった上で読むもの、って考え方だと、
読者も退屈だし、本業とどう関係あるの?という内容になっちゃう。
と本質的な部分については、だいたいこんな感じ。
「あなたの話はお金払ってでも聞きたい人がたくさんいるはず。」
と師匠が言ってくれてたから、そのうちセミナーもやるかも。
でもその前に企業のCSR担当の方ともっと話をしてみたいな。
社員食堂へ招待してくれれば(←グルメ研究の一環♪)、
喜んで遊びに行くので、よかったら気軽に声をかけてね。
コメント
箱詰めCSRレポート…(((( ;゚Д゚))))
なんかそれだけで怖くなります(笑)。
しかし、仕分け方法はしごく納得です!
本業と無関係に社会貢献を形式的にアピールしてるのは
確かに、「本業はどうした」って感じますね。
電機メーカーなら、製品を通じて生活を便利・快適にする事、
または太陽電池や充電池などによる電力関連への貢献もある。
重電系や重工系ならインフラ整備等の社会基盤、卸・小売等の
流通系なら、消費者の需要を探って必要なものを届ける役目が
ある。
そういった本業の役割をベースとして、自社の強みや貢献を
アピールできてるかどうか。確かにこれは分かりやすい指針
のように感じます。
実は今日、片付け終わったのですが、
さっきメールが届いて
「CSRレポートですが、もう一箱ありました。」
だそうです。。。
事業を通じて社会問題を解決するのが「ソーシャル・ビジネス」などと世間では言ってますが、そんなのすべての企業に共通なはずで。
いくら寄付しました、何本木を植えました、みたいなアピールしている企業は、おいおい…って感じですね。