イギリスの経済誌 The Economist 10月29日号に
”Climate bonds - A dull shade of green” ってコラムが載ってた。
今後、グリーン債の市場規模拡大には、
”low-carbon developments offer stable returns.”
(低炭素社会への取組が安定的なリターンをもたらす)
と投資家が納得することが必要、ってまとめ方になっている。
日本で発行の社会貢献型債券については昨年あたりから少し変。
高金利通貨で販売額を伸ばそうという金融機関の思惑が絡んだ?
ブラジルレアル・南アフリカランド・トルコリラ建ての債券発行。。。
私の認識では、先進国以外の高金利通貨は資産形成に使うものではなく、
1億円ぐらいの資産を持つ人が100万円程度、遊びで投資するもの。
一般投資家が社会貢献と高金利に釣られて、投資してないことを祈るよ。
ごく簡単に長期的な為替相場の動きをまとめると、
「高金利通貨→高インフレ通貨→通貨価値の下落(=円高)」
ということになる。
私がこの手の債券で儲けている人、みたいな報じられ方もしたけど、
通貨分散の観点で豪ドル建てに投資して、たまたま円高になってないだけ。
儲かる金融商品という訳ではないから、惑わされないよう気をつけて。
しかし、社会とのつながりが身近に感じられる良い金融商品が出たのに、
販売の仕方を気をつけないと、前述のエコノミストの指摘からかけ離れ、
悪いイメージがついて、投資家からそっぽを向かれて終わってしまうよ…
※関連記事…視野が狭いよワクチン債-曲がり角の社会貢献型債券(11/11/24)
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