リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。
m@さんからのご寄稿コラムです。
前回、rennyさんから「投資活動にたくさんの時間が費やされること無く、長期投資が生活の一部になっている状態」というお話がありました。
私の場合も投資信託が投資の大半を占めるようになったことから基本的にはあまりポジションを動かすことはなくなりました。積立投資を長く続けてきていて、金額がそこそこ大きくなったので給与から追加できる資金では相対的に影響度が小さくなったのも一因ですが、ファンドマネージャーを信頼して資金を託すようになったのが大きいと思います。
一方で投資を通じて知り合った会社とのご縁は積極的に関わりを持つことでどんどん広がっていきました。例えばIKEUCHI ORGANICの製品、ものづくりへの想いが好きすぎて勢い余ってタオルソムリエの資格を2年越しで取得しました。先日、IKEUCHI ORGANICが今治の工場で初のオープンハウスを開催しましたが、そちらへも夫婦で参加。とにかく身軽にあちこち出掛けるようになりました。
林業再生に取り組んでいるトビムシが岡山県の西粟倉村に投資家向けツアーで初めて行った際に夫婦で気に入ってしまい、片手で数え切れないくらい通ううちに自分達が西粟倉に移住するとしたら何が出来るか考えるようになり、地方で自分達が何か出来ないか自分事として考えるようになりました。
そして、22年間続けてきたシステムエンジニアを辞めて新たなチャレンジをすることになりました。自分の生活と投資を切り分けて資産形成は資産形成、生活は生活とするスタイルもあると思いますが、私の場合は投資を人生における情報を集めるツールとしても活用しています。
自分のお金が生かされているからこそ自分事として考えることが出来、自分の購買活動を変えたり、ついには働く先まで変えてしまいました。成功なのか失敗なのかはこれから先やってみないと最終的にはわからないのですが、アクティブに投資を人生に取り込むことで随分と自分の人生は豊かなものになったと思います。
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