オススメの投資戦略/バフェットからの手紙・1993年

分散投資について考えさせられた。そしてバフェットの手紙に戻った。
これは1993年の株主への手紙Common Stock Investments
の小見出しがついた最後の2小節の部分。
日本語訳は翻訳本の141ページに出ているので、ここでは原文をそのまま。

Another situation requiring wide diversification occurs when an investor who does not understand the economics of specific businesses nevertheless believes it in his interest to be a long-term owner of American industry. That investor should both own a large number of equities and space out his purchases. By periodically investing in an index fund, for example, the know-nothing investor can actually out-perform most investment professionals. Paradoxically, when “dumb” money acknowledges its limitations, it ceases to be dumb.

On the other hand, if you are a know-something investor, able to understand business economics and to find five to ten sensibly-priced companies that possess important long-term competitive advantages, conventional diversification makes no sense for you. It is apt simply to hurt your results and increase your risk. I cannot understand why an investor of that sort elects to put money into a business that is his 20th favorite rather than simply adding that money to his top choices – the businesses he understands best and that present the least risk, along with the greatest profit potential. In the words of the prophet Mae West: “Too much of a good thing can be wonderful.”

前者はインデックスファンドへ定期購入を勧めたもの。
後者は個別株投資における分散のしすぎを皮肉ったもの。
インデックスファンドの積立」か「個別株集中投資」か2つに1つ。
バフェットさんが個人投資家に薦める投資戦略を簡潔についた名文。
1993年の手紙”Common Stock Investments”の1節は、
バフェットからの手紙の中で最高傑作の1つだと思うから、
日本語訳に頼らずぜひとも原文で読みたいもの。

コメント

  1. Alpha より:

    まろさん、
    こんにちは。引用された文読みましたが、感服しました。さすが、バフェット氏ですね。
    私も、インデックスに対して、将来も市場をリードできる優良企業に対して、価格が適正な時に投資(または、ドル超す平均でもOK)する方が、効率的なのでは、とぼんやり考えてはいたのですが、ちょっとレベルが違いすぎて、言葉もありません。自分の投資法についても考えてみようと思います。
    (個別株保有の場合は、ファンドと違って、手数料は一切かからないので、インデックスが低いとは言え、ゼロには勝てないですよね。)
    私も、原文を読む習慣を身につけるのは、非常に良いことだと思います。英語の習得度にもよるとは思いますが、努力すれば、かならず上達するものなので。。。やっぱり、オリジナルの良さが分かります。

  2. まろ@管理人 より:

    最近、意識して毎日英語に触れるようにしています。
    本当は大嫌いだけれども、グーグルの登場でそうも言ってられない世の中になりました。
    グーグルを中心に英語圏の情報の蓄積が進んでいて、
    英語が分かった方が、日本から出なくても世界が広がる気がします。
    話したりできなくても、読めるようにはしておきたいなって。

  3. Alpha より:

    情報と言うのは、少なからず、バイアスがかかっているので、情報のアンテナは広げておいた方が良いですよね。まろさんの場合は、十分に広いアンテナをお持ちだと思います。
    英語の情報を直接読む様にする努力は、かならず将来、まろさんの大きな資産となると思います。(十分、分かってらっしゃると思いますが。。。)
    私事ですが、私の初めての海外経験は、会社の出張でした。それから、ずいぶん経ちますが、状況も大きく変わりました。私は、正直なところ、英語に関しては、あまり努力しなかったので、今でも少し悔いが残ります。ただし、仕事の資料や文献はできるだけ読むように努めました。基本的にはそれだけでしたが、それなりに、今の自分のポジションになるのに役立っています。次の、ステップに向けて、私もがんばらねば、と思います。

  4. Alpha より:

    度々、すみません。
    引用されたバフェット氏の文に気を取られて、まろさんのポイントを一瞬見逃していました。まろさんは、分散投資について考えた上で、このバフェット氏の文を引用されているわけですよね。大したものです。
    バフェット氏はknow-nothingとknow-somethingでinvestor を分けられてますが、後者のknow-somethingで個別集中投資で長期的に成功するのは、そんなに簡単ではない気がします。
    know-somethingだからこそ、あえてインデックス投資する人も多いのでは、と思います。こちらが、まさにIntelligent Investorの方で、その投資手法を解説したBenjamin Grahamの本(最近のやつ)において、バフェット氏がPrefaceを書いており、”投資について書かれた本で、断トツでベストだ”と語っていることが、また面白いところだと思います。
    あえてknow-nothingとknow-somethingと言っていますが、それには、かなり意味深いものが込められている気がします。

  5. まろ@管理人 より:

    私があまり丁寧に書かないのは、
    ・後で読んだ時、違う発想が出るかも(初めの考えに固まっちゃイヤ)
    ・読んでくれた人に何か考えるきっかけを提供できたらいいな
    って思っているから。
    Alphaさんは私が願ったとおりに利用してくれてるのでとても嬉しいです。
    なんというか、公開してて良かったなーって。
    ネタバレすると、分散と集中についてを考えた時、
    バフェットさんの「know-something」って言葉が、
    本当に大きな意味を持ってくる。
    どれくらいで「something」なのさ?って。
    一つ前の記事も絡めて、ちゃんと国際分散投資かな、
    と反省をつづった記事だったのです。