バフェットからの手紙2000/P13翻訳

久々にバフェットさんの手紙の日本語訳を載せることができた。
難しい、実に難しい。
この翻訳は、英語ができないことでノイローゼとなって死亡した祖父を持つという、
激しく英語ができないDNAの戦いの記録である。
※原文はココ

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 税金は別にして、私たちが株式と事業の評価に使用する公式は同じです。紀元前およそ600年に非常に賢い男によって広められて以来(彼は紀元前600年であったのを知ることができるくらいには賢くはありませんでしたが)、金融上の利益から獲得されるすべての資産を評価するための公式は不変です。

 未完成ではありましたが、イソップと彼の永続的な投資洞察は、「捕まえた1羽の鳥は、藪の中にいる2羽の値打ちがある”a bird in the hand is worth two in the bush.”」
 この原則を発展させるため、あなたは3つの質問に答えなければなりません。
①鳥が藪の中にいるのはどれくらい確実ですか?
②いつ現れますか?何羽いますか?
③無リスク金利は何ですか?(私たちは長期米国債の利回りと考えています)
 これらの3つの質問に答えることができると、藪の中にいるであろう鳥の最大数、および、あなたが今所有している藪の中にいると予想される鳥の最大数が分かることでしょう。そして、もちろん文字通り鳥を数えず、ドルで考えてください。

 このようにして発展させ、ドルに置き換えたイソップの投資原理は不変です。この原理は、農場、油田使用料、債券、株式、宝くじ、および製造プラントへの投資の際にも応用できます。そして、蒸気機関や電気、自動車の登場をもってしても、この原理を変えることはできません。たとえインターネットもってしても。単純に適度な数字を挿入してください。そうすれば、あなたは全宇宙の資本の魅力を格付けすることができます。

 キャッシュ・フローの合計とタイミングの手がかりなるという点を除けば、配当利回り、収益や簿価に対する価格レシオ、成長率のような共通の基準は、企業価値の評価とはまったく関係がありません。必要とする事業計画初期の投資額が、将来発生させる現金の割引価値を超えていたとしたら、成長は企業価値を破壊してしまいます。「成長株投資」と「バリュー株投資」を対称の投資手法ものとして解説する、マーケット・コメンテーターと投資マネージャーは無知です。企業価値の算定において、成長は単に構成要素であり、普通はプラス、たまにマイナスに働きます。

 イソップの定理と3つの変数について、3つ目の利息は簡単ですが、他の2つの変数を数値化するのは、厄介な問題です。事実、正確な数を使おうだなんて馬鹿げており、可能性として考えられる範囲の数を使うのがいいでしょう。

 通常、変動幅を非常に広くとらなければならないので、役立つ結論に達することができません。とはいえ、鳥の今後の出現に関する非常に保守的な見積りをしても、算出された価格が価値と比較して驚くほど低いことが時々あります。(この現象をIBTと呼びましょう–Inefficient Bush Theory) ゆるぎない肯定的な結論に達すると自ら考える能力と同様に、経営学についての一般的な理解が、投資家には必要です。輝かしい洞察力は必要ありません。

 それとは正反対に、才能あふれる投資家であっても、見積りに変動幅を広く取ったとしても、鳥が現れることに確信を持つことができません。ニュービジネスと急速に変化している業界の場合、この種の不透明さは頻繁に起こります。この種の場合では、どんなものも投機的であると言わざるをえません。