源氏物語

お薦めの本

気象予報士が読み解く平安時代/石井和子「紫式部の暗号」

その道の専門家が読み解いた書物よりも、純粋に感動した他分野の専門家が語る方が魅力が伝わるのだろうか? 石井和子「紫式部の暗号」 源氏物語には正直これまであまり興味のなかったのだけど、気象予報士に気象描...
日本の美意識

十六夜の月はためらいながら夜空へ

中秋の名月を前に月の古典をいろいろ調べていたら、満月の翌日の十六夜にまつわる認識がおもしろかった。 十六夜は「いざよい」と読む。これにまつわる目に止まった古典を2つ引用すると。 まずは源氏物語の夕顔よ...
日本の歴史と文化

紫の時代に描かれた源氏物語と枕草子

先月末に母が足利フラワーパークへ藤を見に行ってきた。その時の写真を何枚かもらったんだけど、これはすごい! ここまでたくさん藤を植えていたか分からないけど、紫式部と清少納言の時代の色といえば紫色だった。...
日本の美意識

「月の顔を見るは忌むこと」の由来は白居易?

雪月花や花鳥風月など日本の伝統美を表す言葉には、 お決まりのように「月」を愛でる心がついてくる。 でも平安末期までは月のイメージは良くなかったのでは? 「竹取物語」の引用とともに、そんな話を以前書いた...
日本の美意識

冬の夜空への想い。やがて「わび・さび」へ?

最近は中国から飛んでくるpm2.5の問題もあるけど、 冬は空気が澄んで夜空が綺麗に見える季節。 東京でもすぐにオリオン座が見つけられるほど。 昔の人は冬の夜空をどう見ていたのだろう。「十二月ついたちご...