柳宗悦

世界を読み解く方法

人の目を曇らせる「思想」「嗜好」「習慣」(柳宗悦)

私たちが本質を見失いがちなのはなぜか? 柳宗悦がこんな言葉を残している。 「大方の人は何かを通して眺めてしまう。いつも眼と物との間に一物を入れる。ある者は思想を入れ、ある者は嗜好を交え、ある者は習慣で...
名言・名文

直感と直観(柳宗悦)

妻が先日、日本民藝館でもらってきた柳宗悦のエッセイ「直観について」。 直観とは文字が示唆する通り「直ちに観る」意味である。美しさへの理解にとっては、どうしてもこの直観が必要なのである。知識だけでは美し...
日本の美意識

日本が美意識に目覚めるとき/柳宗悦の民芸運動

その時代の先端をとことん追求した後に「美」に目ざめる。 日本文化史を追っていると、そんな場面によく出会う。 これまで見てきた代表的な人物の名をあげるなら、 遣唐使廃止後に紀貫之 戦国時代の終わりに千利...