利益予想の弊害にどう対応する?

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ハーバード・ビジネス・レビューの創刊30周年記念第2号を本屋で発見!
マイケル・ポーターの「競争の戦略」「競争優位の戦略」、
プラハラッドとハメルの「コア・コンピタンス経営」といった名著の元になった
論文が読めるようなので、とにかく買ってきた。(創刊記念第1号も良かったし)

しかし当初の目的とは裏腹に、最初に目を引いた論文は、
創刊記念と無関係のアルフレッド・ラパポート
バークシャー・ハサウェイをモデルにまとめた「株主価値経営の10原則」。

その第1の原則に「利益操作したり、利益予測を発表したりしない」とある。
その通りだと思うけど、昨年春、ついにトヨタ自動車まで業績予想を発表して、
最後の砦も陥落…。今さらこの流れは止められないだろうね。

この論文では、利益目標を達成するために、会計上の小細工にとどまらず、
研究開発費など長期的に見て成長に必要なコストをも削るという調査結果
も…。
やっぱりそうか…。→関連記事「継続性の原則はどこ行った?

まぁ、利益予想を開示する流れになってしまった以上は、
会計トリックで利益操作をしない
四季報などで「この会社の利益予想は保守的」なんて評される
そんな会社が長期投資向きってことかな。

Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 02月号 [雑誌] Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2007年 02月号 [雑誌]
(2007/01/10)
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