ちょっとした思いつき。
一般に長期投資が有効である根拠として、経済成長があげられてきた。
でも、人類が経済成長を追求すればするほど、人類滅亡が近づいてしまう、
というジレンマに気づき、今まさに産業革命以来の歴史の転換点にいるのかも。
人類が経済成長を捨てれば、株式市場の長期的なリターンももちろん…。
このパラダイムシフトの中、会計が株式市場を救えるかも?とふと思う。
「週刊ダイヤモンド別冊 まるわかりIFRS」を読まれた方も結構いるかな。
東証1部企業について、現行基準の当期純利益とIFRSの包括利益を比較した表。
数値の差が激しくて、決算書の数字って一体何なんだ!と叫びたくなる。
そこで、会計基準によってこんなに利益が変動してしまうなら、
環境貢献度を数値化して、損益計算書に載せることだって可能なのでは?
環境貢献度が高い企業は、1株利益も上乗せされ、株価も上がる。
逆に、地球環境を破壊する企業は、本業でどんなに利益をあげたとしても、
利益は相殺され、1株利益は伸びずに株価は下落、株式市場から退場を迫られる。
さらには、資金調達もままならず、廃業にまで追い込まれる。
もしもこんな仕組みができるのなら、
経済成長の時代から持続可能性の時代へのパラダイムシフトの中、
地球環境の保護と株式市場の長期的なリターンを両立できるかもしれない。
※おまけ
英語で内容が詳しく分からないけど、
"Climate Disclosure Standards Board"
って監査法人の集まりがあるみたい。これは注記に気候変動に関する開示かな。
コメント
>人類が経済成長を追求すればするほど、人類滅亡が近づいてしまう
そうなんですよねえ・・・。見境なく地面をほじくり返して資源を乱採して空・海・土を汚しまくっていればたとえ自分達の世代でなくても、いつか必ず人間の住めない星になるのは目に見えています。
環境貢献度を数値化して会計に反映させるというのは面白いアイデアですね。
あと、環境貢献度を会計上の損益に反映させるのと併せて、税務面でも環境税をもっと大きく取り入れるのも考えるべきじゃないでしょうか。
環境税以前に、とりあえず、高速道路無料化はやめてほしいですね(笑)
景気対策のつもりなら、休日の高速1,000円も元の値段に戻して、バイブリッドカーと電気自動車のみ無料とか、民主党の政治家ももう少し頭を使ってほしいものです。。。