去年に引き続きキヤノンの株主総会に参加。
他社と違って、ラッシュの電車に乗らないで済むのがとってもGood。
投資家を名乗る以上、1年に最低1社は総会に参加しないとね。
今日は参加して本当に良かったなーって感じたのは、
1年のうち半年間は、税務署の職員に社内で調査してもらってるんだって。
常に税務調査されることで、監査役を含めて二重の監査体制。
しかも税務署には報酬を払っていないだろうから、とってもいいシステムだ。
これなら不正会計を心配しなくて良さそう。
質疑応答の際、キヤノンは個人株主が少ないんじゃないの?
って聞かれたのに対し、御手洗さんが、
「個人株主は株価が上昇すると、いったん売却し、買い戻してくれない…」
って話をしたのにはちょっとウケた。
(でも最近は毎年50%超、株主数増えてるよ)
そう、株式投資における最悪の失敗例の1つは、
将来性のある企業の株を、少し割高かな?と売ってしまうこと。
売却すべきは含み損の株なのだが、個人投資家は逆の行動を取りがち…。
また、御手洗さんは企業の社会的責任は、
第1に法人税を支払うこと、第2に雇用を確保すること、との考え。
会社で働くということを、その人の人生を会社へ投資すると捉えると、
社員は究極の長期投資家と言えるかも。
投資家を短期売買から長期保有へ誘導するのは、会社にはできないけど、
社員の早期退社を食い止める手立てはいくらでもあるはず。
株主に配当を出すくらいなら、将来の収益確保を見据えて、
社員を育てることにお金を使って欲しいと思う今日この頃。
ちなみに、御手洗さんは社長を退任して会長になったのに、
どうして今回も議長だったのかと言うと、
定款に「株主総会の議長は取締役会長または取締役社長とする」とあるから。
コメント
雇用の確保とは偽装請負のことを言うのだろうか