ゲーリー・ベッカー教授のブログを読んでみた

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ノーベル賞経済学者、ゲーリー・ベッカー教授のブログに出会い、
"The Crisis of Global Capitalism"って最新記事を読んでみた。
読み取れた英文の中から、目にとまってものをピックアップしておくと、

"I am confident that sizable world economic growth will resume under a mainly capitalist world economy."
"I expect robust world economic growth to resume once we are over the current severe financial difficulties."
やっぱり今回の危機前と危機後で、世界がガラッと変わったりはしなさそう。

また、個人的にはアリコの年金保険が気になって、事態が恐慌化したけど(笑)、
"Although it is the most severe financial crisis since the Great Depression of the 1930s, it is a far far smaller crisis, especially in terms of the effects on output and employment. The United States had about 25 percent unemployment during most of the decade from 1931 until 1941, and sharp falls in GDP."
ってなわけで1930年代の世界恐慌と比べると小さな話らしい。
たしかに失業率25%の世界ってとても想像できないよね。

あと今回の金融危機で、戦犯のサブプライムローンはなくなっちゃうのかな…、
ってちょっと心配している。もともとはとっても意義深いものだと思ってるから。
似たような懸念みたいのが、最終段落にあってちょっと嬉しいかも。
"Financial markets have been seriously wounded, and derivatives and other modern financial instruments have come under a dark cloud of suspicion. That suspicion is somewhat deserved since even major players in financial markets did not really understand what they were doing. Still, these instruments have usually been enormously valuable in lubricating asset markets, in furthering economic growth, and in creating economic value. Reforms may well be necessary, but we should be careful not to throttle the legitimate functions of these powerful instruments of modern finance."

英語やる気になって、いろいろ英文にチャレンジしてみて分かったこと。
経済や金融の話題なら、日本語で意外とたくさん頭につまってるから、
分からない英単語は無視して、知ってる単語だけでなんとなく話がつながる。
(そういえば高校時代、英語の勉強と言えば、英語のサッカー雑誌だった!)
昼にご飯が出てくるの待ちながら、Economistのこの記事で、
"Can Goldman and Morgan Stanley survive as independents?"
なんて一文を目にしたと思った矢先に、この2つがくっついた(笑)

コメント

  1. 僕も興味のある分野(最初はハリー・ポッターでした(笑))から英文にチャレンジし始めて、
    ここ1年くらいはバフェット氏の書いた株主への手紙読破とかやってたら、いつの間にか結構読めるようになっていました。
    最初訳わかんなくても日本語で知っている分野なら不思議と脳内補完できたりしますよね。

  2. まろ@管理人 より:

    バフェットさんの手紙は、なんか妙な比喩表現が登場して難しくないですか?(笑)
    なんだか英語って一字一句訳そうとしなければ、そんなにハードル高いものじゃないんだなぁ、って。日本語の本だって一字一句拾って読んでるわけじゃないですしね。

  3. 比喩表現は、米国人なら知ってること前提の事実を使ったのになるとお手上げですね~。
    でも同じ表現を使い回してたりなど思わずニヤッとしてしまう発見もあります(笑)
    あまり外国語だからって肩に力入れなくてもいいんですよね。

  4. まろ@管理人 より:

    Googleのせいで英語圏に生まれなかったことで格差が生じちゃう世の中なので、英語と仲良く生きていきたいですね。