ジャパンブルー。
つまりは「藍色」のことだけど、こう呼ばれるきっかけは、
明治時代にやってきたイギリス人科学者アトキンソンが、
日本の藍染めを「ジャパンブルー」と賞賛したから。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も、
日本は神秘なブルーに満ちた国
と称したように、明治時代に来日した外国人の注目の的だった。
一般的にサッカー代表ユニフォームは国旗がモチーフだけど、
日本代表が日の丸と無関係の色づかいなのは、
「世界に驚きを与える!」というつながりなら納得だね。
ちなみに日本サッカー協会の説明ではこうなっている。
「日本の国土を象徴する海と空の青」と一般的に考えられていますが、実際は後になってつけられた理由で、なぜ青なのかということは文献が残っておらず不明です。
青や藍と言えば、ふと気になる言葉がよぎり、調べてみた。
中国古典の「荀子」の一節(勧学篇)だったのか。
学は、もって已むべからず。
青は藍より出でて藍より青く、
氷は 水これを為して、水よりも寒し。
学問を途中でやめてはいけない、と諭すために、
青は原料となる藍玉よりもいっそう鮮やかな青色になり、
氷は元になる水よりも、もっと冷たくなるように、
努力すればするほど成果が出るものなんだよ、と説いた。
日本代表もいつかは優勝候補と呼ばれるようになって欲しい。
オマケでもうひとつ。
いろいろなワールドカップ商戦を眺めておもしろかったのが、
SHIBUYA109が開催した「応援コーデ総選挙」。
109のショップが代表ユニに合った服装を紹介するというもの。
どうやらジャパンブルーはコーディネートが難しいようで、
プロが考えても基本は「白」という選択肢になるみたいだね。
でも本家の日本代表は2012年から上下同じ色。なんか変。
今日のオランダvsスペインも同じ感じだったから、
見た目よりも審判の判定がしやすいように、ってことなのかな。
コメント