青は藍より出でて藍より青し【W杯2014】

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ジャパンブルー

つまりは「藍色」のことだけど、こう呼ばれるきっかけは、

明治時代にやってきたイギリス人科学者アトキンソンが、

日本の藍染めを「ジャパンブルー」と賞賛したから。

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)も、

日本は神秘なブルーに満ちた国

と称したように、明治時代に来日した外国人の注目の的だった。

一般的にサッカー代表ユニフォームは国旗がモチーフだけど、

日本代表が日の丸と無関係の色づかいなのは、

「世界に驚きを与える!」というつながりなら納得だね。

ちなみに日本サッカー協会の説明ではこうなっている。

「日本の国土を象徴する海と空の青」と一般的に考えられていますが、実際は後になってつけられた理由で、なぜ青なのかということは文献が残っておらず不明です。

青や藍と言えば、ふと気になる言葉がよぎり、調べてみた。

中国古典の「荀子」の一節(勧学篇)だったのか。

学は、もって已むべからず。

青は藍より出でて藍より青く

氷は 水これを為して、水よりも寒し。

学問を途中でやめてはいけない、と諭すために、

青は原料となる藍玉よりもいっそう鮮やかな青色になり、

氷は元になる水よりも、もっと冷たくなるように、

努力すればするほど成果が出るものなんだよ、と説いた。

日本代表もいつかは優勝候補と呼ばれるようになって欲しい。

オマケでもうひとつ。

いろいろなワールドカップ商戦を眺めておもしろかったのが、

SHIBUYA109が開催した「応援コーデ総選挙」。

109のショップが代表ユニに合った服装を紹介するというもの。

どうやらジャパンブルーはコーディネートが難しいようで、

プロが考えても基本は「白」という選択肢になるみたいだね。

でも本家の日本代表は2012年から上下同じ色。なんか変。

今日のオランダvsスペインも同じ感じだったから、

見た目よりも審判の判定がしやすいように、ってことなのかな。

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