価値観を語り、運用方針の大枠を説明し…/本日のスープ29皿目

リレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」。
rennyさんからのご寄稿コラム。
タイトルは、

価値観を語り、運用方針の大枠を説明し、それが実践されたかどうかをレビュー出来る、そんなファンド(マネジャー)を希求するのには理由があります。/本日のスープ29皿目


本日のスープ、29皿目です。

時価のある世界にすぐに慣れた理由/本日のスープ26皿目

で、こんな質問をしてみました。

アクティブファンドにフォーカスして
ファンドマネジャーにどんな役割、行動を期待しますか?
ファンドマネジャーをどのような観点で評価したら良いと思いますか?


まろさんは、こんな風にお答えくださいました。

  • 哲学や美意識が感じられるかどうか
  • そしてそれが自分と合っているかどうか

の2点がとても大切だと思う。
だからファンドマネージャーには、個人投資家はもちろん投資先の企業に、自らの運用哲学を伝える努力を怠らないで欲しい。


m@さんのお答え で印象に残った個所をあげると、

  • 企業の将来に向けた種まきについても投資家として待ってあげたい、共に歩みたいというスタンスですので、同じような価値観を持ったファンドマネージャーに運用して欲しい 
  • ファンドマネージャーが何をしているのか、運用哲学や運用方針に則った運用をしているのかをわかるように報告してくれるといいんですけどね

私は、

ファンドマネジャーがどんな価値観を持っているのか
その価値観を基にどのように運用を実践するつもりなのか
で、実際のところ、実践できているのか

この3点が気になるところです。

どんな価値観を持っているのか、については、自分の言葉で語ってくれるファンドマネジャーに魅力を感じます。どんな会社を評価するのか、はもちろんですが、「こんな会社には投資しない!」という基準の提示もあっても良いと思います。「運用の制約になるので、それは言えないよ」ということであれば、そう声明してもらえると、マネジャー選びの参考になります。

価値観やその他の基準を基にして、投資対象はある程度絞り込まれると思います。それが100社なのか、1,000社なのか、この数は時間を追うごとに変化するものと思いますが、定期的に示してほしいものです。その中から実際に投資する会社をどのように選ぶか、その考え方の大枠を示す、説明を試みる、そんなマネジャーを評価します。

自らが掲げたことに対して実践できているか、定性面、定量面でレビューが年に一度の運用報告書で実行されていると、素晴らしいなあ、と思います。
価値観や運用方針が明示されていれば、ファンドの評価機関も「言っていることと、やっていることが適合しているか、違っているか」という視点で、より評価しやくすなることでしょう。

で、突然、話が飛んでしまうのですが!

価値観を語り、運用方針の大枠を説明し、それが実践されたかどうかをレビュー出来る、そんなファンド(マネジャー)を希求するのには理由があります。

日本の小型株式ファンドがもっと、もっと洗練されて欲しいから。

小型株式、つまり、時価総額の小さい会社は、ファンドを通じて投資することにメリットがあるのではないか、と考えています。その理由の一つは、時価総額の小さい会社は経営、業績のリスクが相対的に高いケースが多く、複数の銘柄に投資した方が分散効果が得られるであろう、ということ。もう一つは、時価総額の小さい会社は、投資対象としてウオッチしている投資家が少ないケースが多く、ファンドマネジャーの調査力が要求されるであろう、ということです。

私の持論なのですが、日本の小型株式ファンドが全く洗練されていないから、投資家の裾野が全然広がっていないから、「失われたxx年」のxxが増え続けるのだと思っています。

ああ、カッコいい小型株ファンド、もっと増やしたいなあ。

renny


以上を受けて、私が書いた次の一皿はこちら