情報と知性 文字・印刷術により低下した記憶力。そしてGoogle… 自ら生み出した技術によって、人間が本来持っていた能力が失われていく。とくに記憶力はこれまでの人類史において、何度か危機にさらされており、思いつくまま並べていくと主に以下の3つだろうか。 文字 活版印刷... 2019.11.30 古典に学ぶ人生論情報と知性
お薦めの本 曜変の輝きと千利休の美学 雑誌BRUTUSの最新号の特集が「曜変天目」。「窯変(ようへん)」の美。窯の中で釉薬が化学反応を起こし、美しい色彩や結晶が生まれる。とりわけ美しい茶碗には「窯」に変わって「曜」の字が当てられた。「曜」... 2019.04.25 お薦めの本美術鑑賞
古典に学ぶ人生論 マキャベリ「君主論」第25章より運命論 本屋でマキャベリ「君主論」が文庫で平積みされていたので買った。私の本棚には塩野七生の「マキアヴェッリ語録」しかなかったのだ。あらためて全文を読むと、やはり第25章の運命論が興味深い。「もともとこの世の... 2018.03.05 古典に学ぶ人生論
古今和歌集 古今和歌集の見事な編集術。その裏にはよみ人しらずの陰謀? 未知の情報が世にあふれると、いかにその情報を編集し、知を体系づけたくなるのが、私たち人間の性なのだろうか。ルネサンス期のヨーロッパでは、宗教的な抑圧から解放された知 東ローマ帝国滅亡で流入した古代ギリ... 2017.02.12 古今和歌集
古典に学ぶ人生論 「君主論」の根幹は、運命・力量・時代性 たまに読み返す塩野七生「マキアヴェッリ語録」 。「君主論」で権謀術数を駆使してでも国家を統治べきだ!と主張した怖い人、というのが一般的なイメージかな。でもマキアヴェッリの言葉に触れてみると意外と人生論... 2013.04.14 古典に学ぶ人生論
金融危機2007~? ルネサンス前夜? 14~16世紀、イタリアを中心に展開したルネサンス。イタリア語では"Rinascimento(リナシメント)"なんだけど、最初に名付けたのが、フランスの歴史家(ジュール・ミシェレ)だったから、フランス... 2009.08.27 金融危機2007~?
名言・名文 塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」 文庫本が発売されたのを機に買って読んでみた。塩野七生の「ルネサンス著作集」がこれからどんどん文庫化されるらしい。本の中から目を引いた文章を抜粋。ルネサンスの定義 ルネサンスとは、見たい、知りたい、わか... 2008.04.13 名言・名文