だし

食文化と美食探訪

井上馨主催の茶会の茶懐石が絶品!?/高橋箒庵「東都茶会記」

高橋義雄(1861~1937)。明治・大正時代に三井グループで活躍した実業家。茶人・高橋箒庵(そうあん)としても知られており、茶道三昧の日々を送るなかで茶会の記録を綴り続けた。時事新報で連載された茶会...
お薦めの本

黄金に輝くだしの歴史・文化・科学/伏木亮「だしの神秘」

以前読んだ同じ著者の食の科学に関する本が面白かった。懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」今回は「だし」に絞って、より一般向けの内容になっている。書き留めておきたい内容をメモしておこ...
食文化と美食探訪

科学的に正しいだしのひき方

興味を持ったら、とことん突き詰める。それが私の生き方。でも今さら料理の腕を極めることは難しい。そこで着目したのは料理の科学だ。 料理がサルをヒトにした/スザーナ・エルクラーノ=アウゼル 香りが味わいを...
食文化と美食探訪

航路が決めた、関西の昆布だし、関東の鰹だし。

そばやうどんのだし汁の地域差と言えば、関西はこんぶ、関東はかつお節という話になる。東京に老舗のかつお節専門店はあるけど、こんぶは見当たらない。そういえば大阪「こんぶ土居」の「十倍だし」を探しているのだ...
食文化と美食探訪

美味しい昆布だしを求めて、昆布の産地を学ぶ。

美味しい「だし」を求めて研究中。これまではスーパーでなんとなく手にとった、「日高昆布」で昆布だしを引いていた。でも日高昆布は煮物や昆布巻きが適していて、だしよりも野菜感覚で食べる昆布のようだ。ちなみに...
食文化と美食探訪

シイタケだしの歴史/道元「典座教訓」

「食禅(じきぜん)」なるイベントに招待され、講師が曹洞宗の禅僧ならば予習にこれを再読だ!鎌倉時代に曹洞宗の祖、道元が書いた「典座教訓」。典座(てんぞ)とは、禅寺の料理係の役職のこと。読んでいたら「シイ...