人工肉、代替肉、培養肉…。肉とは一体なにか?

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今年5月にビヨンド・ミート(BYND)が株式を公開。
IPO価格25ドルに対し、3ヶ月後の今の株価は約160ドル。
その人気沸騰とともに人工肉の話題を目にする機会が増えた。

こんがらがってきたので頭の整理に。

動物の細胞由来の培養肉

この分野は動物の細胞から培養した人工肉が先行していたが、

「マーストリヒト大学(オランダ)の血管生物学者Mark Postが2013年に発表した世界初の培養肉ハンバーガーの製作にかかった費用は25万ユーロ(約3100万円)だった。」(Nature

と原価がかかりすぎて下火に。

現在は政府による助成が積極的なイスラエルで研究が進み、

といったベンチャー企業が商品化を目指している。

日本でもこの分野の研究がされており、

日経新聞のサイトで紹介されている。

植物由来の人工肉

植物由来の人工肉はアメリカのハンバーガーチェーンで使われており、

の2社が有力企業のようだ。

肥満やベジタリアン、ビーガン向けというだけではなく、
地球環境保護につながることで注目されている。

今朝放送のモーサテ(テレビ東京)では、
もしアメリカ人全員が3回に1回、代替肉のハンバーガーを食べたなら、
年間1200万台分の車が排出する温室効果ガスの削減につながる、
といった研究が紹介されていた。

植物由来とはいったい何の植物なのか?

ビヨンド・ミートの主成分は、

  • エンドウ豆タンパク質
  • キャノーラ油
  • ココナッツ油

であることがこの論文に書かれていた。

「ビヨンド・ミートはタンパク質源として豆を使い、血の代用としてビートを使用している。一方インポッシブル・フーズは、肉の風味を出すのは動物や植物にみられるヘムと呼ばれる分子であることを突き止めている。」(The Wall Street Journal

以前「大豆ミート」料理をしたが、美味しくなくて続かなかった。
血の代用成分が入っているかどうかの違いなのだろうか。

「肉」って一体何だ?

そういえば植物由来で「肉」を名乗るのはなんだか不思議だ。

この記事は培養肉と従来の肉についての議論がまとめられている。

乳製品でもないのに「豆乳」という言葉が定着したように、
これらの人工肉が受け容れられれば、風味が肉っぽければ万事OK?

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