「本日のスープ」ガイド・巻11/78~84皿目

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m@さんrennyさんとのリレー連載企画「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」の高速ガイド。 今日は78皿目から84皿目までを編集しよう。

75皿目からESG投資に関する話題が続いており、78皿目から81皿目のテーマは「ESGインデックス」。ESG投資のインデックス化され、それが主流になることで本質から離れてしまうのでは?と危惧する内容になっており、

ESG投資も指数作成みたいな方向に行ってしまうと、たんなる投資リターン向上のための道具として従来の投資に取り込まれてしまうのでは?(まろ・78皿目

「株式投資=マネーゲーム」、「株式投資=ギャンブル」という偏見を持っている人たちに対して、ESG投資は、全く違う価値観、考え方の枠組みを提示することができるのではないか、と思います。個々の会社の個性を埋没させてしまう「ESGインデックス」ではなく、その個性を独自のESGな物差しで評価しポートフォリオをつくってくれるアクティブマネジャーがドンドンと登場するのを後押しすることこそが大事だと私は考えます。(renny・79皿目

しかしインデックス重視は近年の運用業界の傾向から仕方がないこととも言える。

元々投資業界はより高いリターンを求めて切磋琢磨していましたが、高いリターンに加えて確実性、ブレの少なさ(シャープレシオの高さ)を求めるようになりました。そしてかつては参考値であった市場平均=インデックスに投資できるようになると今度はインデックスを横目に見ながら勝負するようになりました。(m@・80皿目

こうした傾向は人間の性とも言うべきなのか。最後に私から81皿目で中国古典の荘子より「機心」に関する記述を紹介した。便利な機械を使って楽をしよう、得をしようという気持ち(機心)によって、純白の心が失われると道を踏み外してしまう…。

最近は人工知能によって人間が仕事を奪われる!といった話をよく耳にするが、「人間vs人工知能」の構図は「アクティブ運用vsインデックス運用」をめぐる話が未来を一歩先取りしているように思える。そして現状不利な立場にあるアクティブ運用がどう戦うべきか? ESG投資の考え方はそのヒントも提供しているように思えるから、その武器を捨てないで欲しいな。

さて上記のように「ESGインデックス」が主流になることを嫌う私たちは3人は、投資リターンは金銭的リターンだけじゃないだろうと考える「面倒くさい投資家」。82皿目、83皿目のrennyさん、m@さんの自己分析がおもしろい。

社会を良くしたい!と思っている人の多くがお金の流れに弱い印象があるので、地道に伝えていきたいなと思う。ただ銀行に預けているだけなら、大部分はそのまま国債に投資される。世の中を変えたいと活動をしていても、反対している政策へ資金援助するような形になってしまうから。

84皿目が私の番に回ってきたとき、このリレー連載企画がちょうど3年になっていることに気がつき、この3年間で変わったこと等を振り返ってみた。

4年目に突入した「本日のスープ~株式投資をめぐる三重奏~」を引き続きよろしくお願いします!

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