シャープの株価に何が織り込まれているのか?

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株価情報を眺めていて、シャープのPER383.7倍、という表示が目にとまった。
なんとも激しい数字で、直近の中間決算発表に何か凄い期待が?と気になった。
決算発表前に想像してみたくなった。

先月発売の四季報。とりあえずPERの計算はあっているようだ。
株価1,036÷1株利益2.7(会社予想10.3)=383.7倍

※想定為替レートは、1ドル=95円、1ユーロ=125円。→参考資料

やっぱり鳩山首相が温室効果ガス25%削減、と言ったから太陽電池期待?
期待されている割に太陽電池産業の業績はイマイチで、
世界No.1.のドイツQ-Cellsの売上が、前年比の半分になっていたり(09年4-6月期)
シャープの10年4-6月期の決算発表では、
「太陽電池部門では、国内は住宅用太陽光発電システムの設置に対する補助金制度の導入により大幅に伸びましたが、海外向けの減少により、売上高は、前年同期比17.1%減の348億円となりました。」
ここ大幅に改善する決算発表が期待されてるのか? まさか!
シャープの売上に占める太陽電池事業の割合は4.6%(09年3月期)だしなぁ…。

新型インフルエンザとプラズマクラスターイオン技術がリンク?
それだったらダイキン工業のストリーマ放電技術の方が上のように思える。

やっぱり普通に主力の液晶事業が、期待されてるんだと思われる。
今月稼働の堺工場(薄型テレビ用液晶パネルを生産)に期待大???
となると、2011年3月期の業績への期待が株価に織り込まれているのか?

うーん…。とりあえず、シャープの中間決算発表は今月29日。

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