楽天証券が期間限定(12/4~1/31)米国株式の売買手数料を
25.2ドルにするらしく、E-tradeよりも1ドルだけ安くなった。
これを機会に円高だし海外ETFなんか買っときますかね?
(E-tradeが対抗して20ドルくらいまで下げそうな予感も)
手数料下げと同時に、iShares Russell 2000 Index (IWM)が
取り扱いが開始されるけど、ラッセル2000…。ん???
「イェール大学CFOに学ぶ投資哲学」でダメ出しされてたよ。
該当ページはP242~248。持ってる人は読み返してみて。
ざっくりまとめると、、、
ラッセル2000は、毎年5月31日の株価に基づいて、
市場の時価総額上位1001位~3000位の2000銘柄
を採用する方針だから、銘柄の入れ替え率が非常に高い。
「銘柄入れ替え率が高い=取引コストが高い」
また指数の構成が単純だから、5月31日が近づくと、
抜け目のない投資家がやってきて、採用銘柄買い、除外銘柄売り取引。
インデックス投資家が得られるはずの利益をむしり取られちゃう。
また、ラッセル2000と銘柄構成がよく似ていて相関度96%の
S&Pスモールキャップ600は、銘柄入替率がラッセルの半分以下。
当然リターンは、ラッセル2000 < S&Pスモールキャップ600。
楽天証券では、S&Pスモールキャップ600に対応したETF、
iShares S&P SMALLCAP 600 (IJR)もありますぞ。
新しい物好きの方は、ラッセル2000のIWMに飛び付かないようご注意を。
[追伸]
この話は、Vanguard Small Cap Index (NAESX)
も加えての比較が王道であることに、
NightWalker’s Investment Blog のおかげで気づいた。
IJR,NAESX,IWM の5年リターン(Googleチャート)
NAESX はマネックス証券で購入可能だが、
なぜか日本人は取られる口座管理手数料0.6%が痛いぞ。
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イェール大学CFOに学ぶ投資哲学 (2006/08/18) デイビッド・スウェンセン 商品詳細を見る |
コメント
TBありがとうございました。
IJRと銘柄の入れ替え率がそれ程違うとは驚きです。米国小型株指数に関して、ラッセル2000にこだわりが無ければ、IJRを選択すれば問題なしの様ですね。
参考までに「イェール大学CFOに学ぶ投資哲学」の比較表から
年間銘柄入替え率のデータ ※2001年1月1日~2003年12月31日
S&Pスモールキャップ600 9.4%
ラッセル2000 23.4%
だそうです。
最近のも調べてみたいですが、ちと英語の壁が(笑)
2007/10/31までの10年間で
・「Russell 2000」 8.01%
http://www.ishares.com/fund_info/details/returns.jhtml?symbol=IWM
・「S&P SmallCap 600」 10.10%
http://www.ishares.com/fund_info/details/returns.jhtml?symbol=IJR
ですね。
カッツさん、ありがとうございます。
最近は「S&P SmallCap 600」の方が入替え率が高いんですね。
これは新事実。もっと調査したい!けど英語が分からない…。
入替え率って英語だとどういう単語になるのでしょう?
もし良かったらミジメな私に教えてください(笑)
・「Russell 2000」 8.01%
・「S&P SmallCap 600」 10.10%
というデータは、年平均利回りの間違えのようです。
Annual Turnoverは
・「Russell 2000」 25%
http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=IWM
・「S&P SmallCap 600」 16%
http://quicktake.morningstar.com/etfnet/Snapshot.aspx?Country=USA&Symbol=IJR
ですね。
わぉ、カッツさんありがとうございます!!!
最近は「S&P SmallCap 600」の入替え率が上昇傾向ってことなんですね。