数多くの人が高値で売り抜けられなかったことを悔やんでるでしょ?
でも、そんなことを悩んでも仕方がないよ。
例えば、いったん売却して、下落後に買いなおそうと目論んだとしても、
売却後買い戻せず、その後の値上がり益を逃すのがよくある悲劇だし、
また予想通り、下落した場合でも、さらなる下落を恐れて買い戻せないものなんだよ。
フィリップ・フィッシャーは名著「普通株で普通でない利益を得るために」の中で
「相場全体が下がりそうだという不安から、保有株を決して売ってはならない。
その銘柄の選択が妥当なものであれば、次の上昇相場のピークは必ずや、
これまでのピークを上回るはずだ。」
と語っている。
またバフェットさんですら、2000年のITバブルの際、
保有株式が過大評価されていることに気づいていながら、売却しなかったことを
2004年の手紙の中で悔やんでいる。(☆翻訳記事あり)
今回の下落前、優良企業の多くの株価は危険を感じるほどの水準ではなかったから、
売り抜けようだなんて、それはなかなかできることじゃないよ。
もしも現在、含み損が出ていてそれを悔やんでいるのなら、
それは株式投資がブームのような扱いになってから買ったからじゃないの?
乗り遅れちゃいけないと、焦ったりしなかった?
これに該当するならば、売り抜けよりもまず、
周囲の雰囲気に流され、買いに走ってしまったことを反省しなければならない。
株はみんなが欲しがらない時に、こっそり買って、ニンマリするものだから。
コメント
トラックバックありがとうございました。
投資タイミングの巧拙は結果論ですからねー。
あ、前のコメントは短期的な投資タイミングのことですから (^^;
たしかに。
自分は投資のタイミングが計れる人間だ!
なんてを幻想抱く人には必ずや破滅が訪れますね。