講演・取材メモ

羽生善治さんの講演メモ-脳の世紀シンポジウム

今年は6冊も羽生さん関連の本を読んでいるせいか、目新しい話はなかったかな。でも平日の朝じゃ、誰も参加できなかっただろうから、内容を紹介しておくね。何百・何千もの手を読んで指しているわけでない プロ同士...
投資哲学を求めて

Adaptive Market Hypothesis(適応的市場仮説)とは?

MITのアンドリュー・ロー教授の記述に出くわしたのは、今年の7月がはじめて。その時は、日本語訳の本もなかったし、何の研究してる人かよく分からなかった。今回、P.バーンスタインの遺作「アルファを求める男...
投資哲学を求めて

経済学=経済に美しさを求めるもの?→だから変?

授業でマックス・ウェーバーの"Economy and Society"をかじった。ウェーバーは、人の行為の合理性を4つに分類していて、(1) instrumentally rational: 経済的な...
IR情報等から企業を見る

日本航空の真のB/Sに迫ってみる

「お前はもう死んでいる」ケンシロウに秘孔を突かれたわけではないが、日本航空へおくる言葉にピッタリ。エルビーダもそうだけど、国策として支援の必要性があるのかイマイチ謎。そんな話はとりあえずおいといて、日...
講演・取材メモ

天からの文(ふみ)、天文。なんかステキ…

今年はガリレオが望遠鏡で天体観測をして400年目で世界天文年なんだって。これにちなんだ慶應の公開講座「天からの文(ふみ)を読み解いてみよう」。今日は、表實(おもてみのる) 慶應大学名誉教授の講演。印象...
投資や経済の話題

経営戦略-1960年代のホンダから学ぶこと

経営戦略の授業。ホンダがアメリカのバイク市場を席巻した1960年代の話。ハーバード・ビジネス・スクール発行の"Honda (A)"、"Honda (B)"を使用。(A)の方はボストンコンサルティングに...
投資哲学を求めて

どこから世界を見つめるか

どんなスタイルで資産運用を行うかを考えるには、まず自分自身を知らなければ。なんて感じで、哲学も分からないくせに、妙に哲学的なアプローチを試みてきた。その一方で、私自身がそこまでこだわる価値のある存在な...
名言・名文

伊達政宗の遺訓

「過ぎたるは猶お及ばざるがごとし(過猶不及)」は論語の有名な一節。伊達政宗の遺訓に、似たようなものがあることを思い出したのでメモ。 仁に過ぐれば 弱くなる 義に過ぐれば 固くなる 礼に過ぐれば 諂とな...
名言・名文

天才ってのは自分を信じることなんだ

ロシアの作家、マキシム・ゴーリキーの戯曲「どん底」に出てくる言葉。私の大好きなことば。自分を信じる心は、幸福をつかみとるために必須の要素だと思うから。自分で自分を信じられないような人間を誰が信じてくれ...
投資や経済の話題

TOPIXと日銀短観業況判断指数(DI)の推移

なんとなく2つを重ねて見てみたくなったので。DIが株価に先行するとか、その逆とか、その辺の判断には使えなそうだ。※日銀短観・業況判断指数(Diffusion Index)日銀ホームページから大企業の全...
お薦めの本

大津秀一「死ぬときに後悔すること25」

著者は終末期医療の専門医。33歳にして1,000人超の死を見届けるとは…。医者の友人はいないので、この数字が多いか少ないか、私には分からない。ただ、文章に年齢以上の大きなものを感じさせられる。2歳違い...
名言・名文

アナリストレポートって読んでますか?

私の感覚がズレているかも?と気になることについて教えて下さい。投資判断に証券アナリストの企業分析レポートを参考にしていますか?私は株式投資をはじめて1,2年の間しか、アナリストレポートを読まなかった。...
IR情報等から企業を見る

大津広一「戦略思考で読み解く経営分析入門」

ビジネスマンの3種の神器は「英語・IT・会計」と言われるようになってから、財務諸表を用いての経営分析の本が、本当にたくさん出版されてきた。でもそのほとんどが一度読んだら放置。二度と開くことのない内容の...
投資や経済の話題

デイトレードの可能性

他のサイトなどで紹介されるとき、いちおう私は長期投資家に分類されるみたい。だからといって、対極に位置づけされるデイトレーダーを全否定はしない。おそらくこれまで「儲からないから」という理由で否定したこと...
名言・名文

学者ってむずかしい

昨日、経済学者の田中秀臣さんのセミナーに参加してみた。私はそんなに深く経済学を勉強してないので、あまり分からなかったけど、約100年前の日本の経済学者、河上肇と福田徳三を研究し、対比しながら、現代の諸...
投資の賢人に学ぶ

ユージン・ファーマのブログがあった

ユージン・ファーマといえば効率的市場仮説(Efficient Market Hypothesis)。効率的市場仮説は、20世紀前半にルイ・バシュリエって数学者が、「投機家の数学的期待値はゼロである。明...
IR情報等から企業を見る

会計的にはサッポロビールではなくサッポロ不動産

サントリーがフランスの飲料メーカー、オレンジーナを買収するらしく、キリンの売上高を加えると、クラフトフーズを抜いて世界4位になるとか。でも、クラフトフーズはイギリスの菓子メーカー、キャドバリーに買収提...
名言・名文

モンテーニュ「エセー」を読む・その2

モンテーニュは1570年、37歳にして裁判官を辞めて隠居。その2年後あたりから「エセー」を書き始め、初版は1580年に出版される。この頃、ユグノー戦争(1562~98年)の名で呼ばれる、宗教内乱のまっ...
投資や経済の話題

複雑系の勉強メモ

マンデルブロのフラクタルとか、カオス理論、バタフライ効果、べき乗則など…何やら"複雑系"という分野で、ひとまとめにできるようだけど位置づけが???11年も昔の本だから微妙だけど、イメージとしてつかみや...
名言・名文

モンテーニュ「エセー」を読む

知人に勧められて、宮下志朗氏・翻訳のダイジェスト版をまず読んだ。なかなかおもしろい。※宮下氏は全訳にも挑戦していて全7巻のうち3巻刊行冒頭部がブログの書き方の参考になるから、勧めてくれたのかな。 「読...