日本の歴史と文化 お風呂に入れず、湯治と玉造温泉の凄さを知る。 工事中のトラブルで一晩、給湯器が使えない事態に遭遇し、たった一日お風呂に入れなかっただけで、体調がすぐれなかった。しかしおかげで今までピンと来ていなかった「湯治」に納得した。日本人はいつ頃からお風呂に... 2022.10.26 日本の歴史と文化
食文化と美食探訪 一月十五日は小豆粥。七草粥はいつから?/土佐日記・枕草子 今朝は七日なので妻が七草粥を用意してくれた。 ふと疑問に思う、以前「春の七草」について和歌をたどると、「若菜摘み」の習慣が庶民へ広がっていく様子が分かった。 七草の習慣が庶民に広がるのは平安末期?/百... 2019.01.07 食文化と美食探訪
百人一首 長谷観音に願いをかけて/百人一首74「初瀬の山おろし」 うかりける 人を初瀬の 山おろし はげしかれとは 祈らぬものを金葉和歌集の撰者、源俊頼(1055~1129)の一首。初瀬は現在の奈良県桜井市の地名でもあり、この地の長谷寺に祀られる十一面観世音菩薩は古... 2017.03.31 百人一首
日本の歴史と文化 狛犬はいつから寺社を守るようになったのか?/塩見一仁「狛犬誕生」 塩見一仁「狛犬誕生」。図書館でふと手にとった狛犬マニアの高校教師が書いた一冊。 高麗犬とも書かれることのある狛犬は、6世紀に仏教伝来と共に仏の守護獣「獅子」として日本に伝わった。枕草子の狛犬文学の中に... 2016.11.18 日本の歴史と文化
日本の歴史と文化 紫の時代に描かれた源氏物語と枕草子 先月末に母が足利フラワーパークへ藤を見に行ってきた。その時の写真を何枚かもらったんだけど、これはすごい!ここまでたくさん藤を植えていたか分からないけど、紫式部と清少納言の時代の色といえば紫色だった。藤... 2016.05.23 日本の歴史と文化
古今和歌集 紀貫之の桜歌/古今和歌集より10首 桜の季節が迫ってくると、 西行「山家集」春の章より桜歌10首 兼好の桜観/徒然草137、139、161段 枕草子に舞う桜/清少納言の桜観といった記事にアクセスが集中する。歌人や作者に絞った桜を眺めるの... 2016.03.08 古今和歌集
食文化と美食探訪 清少納言も食べた「かき氷」 無類の「かき氷」好きの妻に連れられて、11月にもかかわらず谷中の「ひみつ堂」を訪問。この店のかき氷は日光三ツ星氷室の天然氷で作っている。人口の氷池に天然水を引き込み自然に氷らせ、手作業でゴミやホコリを... 2015.11.20 食文化と美食探訪
日本の歴史と文化 キラキラネーム問題はいつの時代も/枕草子、徒然草、玉勝間 読めない名前。キラキラネームやDQNネームと批判されるけど、元をたどると日本語の成り立ちに由来したりする。漢字と出会った日本の選択/グローバル化の日本史 古代日本は固有の文字を持たない無文字社会。弥生... 2015.06.30 日本の歴史と文化
日本の歴史と文化 枕草子に描かれた「扇」の用途 今年も扇子が必要な季節がやってきた。もっぱら「あおぐ」ことに使っているけど、昔はどんな使われ方をしていたのか?清少納言「枕草子」を追っていくと、いろいろ使用例が出てきたから、サクッとまとめておく。絵を... 2015.06.02 日本の歴史と文化
日本の美意識 見た目での差別に抵抗がない古代日本(古事記・枕草子) 基本的には「中身」より「見た目」の世の中だ。ナンシー・エトコフ「なぜ美人ばかりが得をするのか」。私たちの美に対する愛情は生物学に深く根ざしており、「人が感じる美=遺伝子を残すために最適な見た目」という... 2014.09.01 日本の美意識
日本の美意識 ちひさきものはみなうつくし 幼な子、人形の道具箱、蓮の小さな浮葉、ひよこ、瑠璃の壺など、身の回りの小さなものに「いとうつくし」と喜びを見いだす。「ちひさきものはみなうつくし」(枕草子151段)清少納言の想いは別のところにあったか... 2014.04.20 日本の美意識
日本の美意識 枕草子に舞う桜/清少納言の桜観 みずから「お題」を作り、高速に「好み」を答え、断言する。あちこち飛びながらも取り合わせが絶妙なエッセイ集「枕草子」。清少納言が「桜」をどう見てたのか気になったので編集してみた。「さても春ごとに咲くとて... 2013.01.12 日本の美意識