インフレ防衛のための投信、ピクテの「クアトロ」。

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去年発覚した福岡の義母が、地方の金融機関に食い物にされていた問題。

こんな事が私の目の届く範囲で!というのが結婚後の最も衝撃的な出来事だった。

ゆうちょ銀行は窓口ではなく自宅への訪問押し売り販売で、

郵便局は危険と西日本シティ銀行の普通預金にお金を移したら、

今度はそこで銀行・証券がグルになってカモられて…。

こうして退職金から手数料で100万円以上むしり取られるという惨状。

このままじゃイカンということで私が監督することになり、

このたびようやく投資方針が決まったのでご参考までに。

SBI、マネックス、楽天と大手ネット証券で検討可能。

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド

10年後に少し増えていたら嬉しいなぁくらいの資金だったから、

普通預金では対応できない物価上昇に備えるための運用が基本方針。

そこで最終的に選んだのがピクテ投信投資顧問の投資信託。


ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(愛称:クアトロ)

最近、企業の余剰資金の投資対象として残高を伸ばしてきた商品のようで、

スイスの運用会社だから、おそらく元々はプライベートバングの顧客向けに、

資産防衛ための手段として提供されてきた運用が投資信託になったと考えられる。

目標とする年率リターンは低めで、現在は日銀が物価上昇率の目標にかかげる2%。

その代わり守りに強く、イギリスのEU離脱時も基準価格が横ばいという実績もある。

いまのところ2年以上保有すれば年率1.5~2.0%の実績になるようだ。

かなり細かく分散投資をしているので、運用のすべてを理解するのは困難だが、

情報開示の姿勢に好感を持てるので、これならお任せできると考えた。

運用チームの顔が見えるのはもちろん、毎月、月次報告書とは別に、

その月の投資戦略を説明する10ページ超のレポートが発行されている。

世界の金融情勢がコンパクトにまとまっていて、なかなかおもしろい。

SBI証券の特集ページを読むと、同シリーズのファンドでより積極的な運用をする

「ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド(愛称:アルテ)」

と組み合わせてポートフォリオを作成してはいかが?と勧めている。

でもこちらは不要。

クアトロだけでは物足りない目標リターンの上乗せとして、

世界株式のインデックス投資を組み合わせれば事足りると判断した。

まぁこの先も資産防衛機能を発揮してくれるかどうかは未知数だが、

預貯金に置いておくと、悪徳業者にむしり取られてドンドン目減りするので、

それを考えれば多少の価格変動リスクは恐るるに足らず、といったところか。

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