教皇レオ14世はなぜ「レオ」を名乗ったのか? 「レールム・ノヴァールム(1891年)」への敬意

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昨年コンクラーベを経て誕生したローマ教皇レオ14世
なぜ「レオ」と名乗ったのか、教養不足で理解できていなかった。

先代の「レオ」教皇、レオ13世(在位:1878~1903年)が発布した、

Rerum Novarumレールム・ノヴァールム

この回勅の理解がかなり重要であることを先ごろ学んだ。

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レールム・ノヴァールムを訳すと「新しき事がらについて」。
そして副題に「資本と労働の権利と義務」と付されている。

産業革命が生んだ資本家と困窮する労働者という格差と分断に対し、
資本と労働の権利義務を定義する回勅を1891年に発布。
バチカンが社会問題解決の指針を示した記念碑的文書なのだという。

格差拡大に伴う分断、AIの登場に伴う新たな産業革命到来の予感。
レールム・ノヴァールムが発布時と似た状況の現代社会において、
教会が果たすべき役割と指針を示す存在でありたい。
そんな思いから、先代「レオ」に敬意を表して、自分も同じ名を。
それがレオ14世誕生の背景にあったのだという。

さてレールム・ノヴァールムにどんなことが書いてあるのか、
AIと対話をしながらある程度理解できたのでメモメモ。

共産主義と資本主義に対する「第三の道」を目指す

  • 共産主義が主張する私有財産の撤廃は自然権の侵害であり支持しない。労働者にとって財産とは賃金のことにほからなず、その撤廃は労働者の利益を損なう。※1848年にマルクスの「共産党宣言」
  • 労働者を単なる利益追求の道具とするような資本主義の形も支持しない。
  • 教会は資本と労働の間に立ち、それぞれが果たすべき義務と正義の仲介者を目指す。

労働者の尊厳を守る

  • 労働は生存という神から与えられた不可侵の権利を行使するための義務的な行為である。
  • 生存を脅かすような低賃金契約は、たとえ当事者間で合意がなされたとしても、倫理的に不正であるから無効である。
  • 正当な賃金を払わないことは、単なる契約違反や経済的損失ではなく、天の報復の怒りを招く大罪である。

国家には労働者の権利を守る義務がある

  • 国家の義務は、分配的正義に基づいて市民の利益を守る「共通善」を実現することにある。
  • 自衛手段を持つ富裕層に対し労働者は無力だから、国家は労働者層の権利を守る義務がある。
  • 労働時間や労働環境、賃金決定などの調整においては、国家が干渉しすぎることを避けるべき。代わりに労働組合を保護する役割を負うべき。

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