8月12日、JPXのウェブサイトに2つのアンケート結果が掲載。
投資家が企業に言いたいこと、企業が投資家に言いたいこと。
双方の視点からのアンケート結果が同時に発表されていて興味深い。
双方の要望で目に留まった点を書き出しておくと、
「取組みの進展が⾒られる企業」等に関する機関投資家アンケート
- 東証の求めるPBR1倍以上、ROE8%以上は目標じゃなくて、そこがスタートラインなのだと認識してほしい!
- 自社株買いや株主還元等の安易な方法に逃げず、資本コストを上回る収益を持続的に生み出す事業構造の検討を第一に考えて!
- 政策保有株は原則ゼロ。縮減目標を掲げたり、純投資への区分変更して逃げるのは論外!
- 社外取締役は少数株主の代弁者として、企業とは独立した立場から考えを発信してほしい!
1.と2.はまあ普通のこととして、3.の政策保有株については、
投資目的を「純投資」に切り替えるなんてセコイ会社がいるとは…。
また4.の提案については、個人的には目から鱗。
社外取締役と株主の対話の場、とまではいかないまでも、
社外取締役が考えを発信するポータルサイトを東証に作ってほしい。
「投資家への期待・要望」等に関する企業アンケート
- 四半期業績や短期的な指標(ROEやPBR等)、株主還元の話に偏るのではなく、5〜10年先を見据えた中長期的な成長戦略、事業戦略、資本配分などに関する議論をしたい!
- 有価証券報告書や決算説明資料などの公開情報を事前に一定程度読み込んだ上で面談に臨んで!
- 投資判断の基準や評価軸、自社の株式の保有状況を教えて! 投資家も情報開示をして!
1.は先のアンケートと微妙にかみ合っていないね。
ただ投資家アンケートの方に回答していない、
ヘッジファンドやアクティビストに問題がありそうな様子が見て取れる
2.はヘッジファンドやアクティビストに加えて、パッシブ投資家への不満。
そもそもパッシブ投資家はそもそも企業を選んで投資していないから、
対話の質が劣るのは当たり前で、企業にとっては時間の無駄遣い。
でも株主としては存在感あるから…、これは取引所が解決策を示すべき?
3.は個人投資家の立場で投資信託を眺めていても感じること。
機関投資家って上場企業には様々な情報開示を求めるているのに、
自分たちはほとんど情報を開示しなくて、なんかズルいよ。

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