とある会社の社内報向けのインタビューを受け、
投資先企業との出会うきっかけを深堀りしたいとのことで、
いくつか事例をピックアップしてお伝えした。
私は日経新聞なんて、もちろん読まないし、
証券会社が用意しているスクリーニング機能も使わない。
ほとんどが日常のふとした出来事がきっかけ。
NVIDIA(2018~)
- アニメの映画「ソードアート・オンライン オーディナルスケール」(2017年公開)を鑑賞。
- VRやAR、AIを題材に描かれた手の届きそうな近未来には、GPUが不可欠な存在であると確信。
よくその時点でNVIDIAの名前を知っていましたねと驚かれる。
2008年に購入した「SONY VAIO type L」がNVIDIAのGPU搭載で、
本体にロゴシールが付いてたから、私にとっては身近だったという幸運。
ライト工業(2021~)
- 2019年10月の台風でひどい目に遭う
- 台風被害の対策に関する企業に投資しようと考えた
不幸にあったら投資で取り返してやる!とがんばる(笑)
インテュイティヴ・サージカル(2023~)
- 代官山のフレンチレストラン「サンプリシテ」のカウンターで隣に座った外科医の会話。
- 手術支援ロボット、ダヴィンチ・システムを使いこなす若手の医師が、自分より手術件数が多くて、早く操作を学ばねばと焦っていた。
- 前々から名前を知っていたが、詳しく調べるきっかけに。
街で耳にする会話は情報の宝庫。
私はかなり耳が良い方なので、その能力を存分に使っている。
レストランや電車で情報を拾ってくることが多いかな。
デクセリアルズ(2023~)
- 母が人間ドッグで骨量が減ってきたと診断
- 再生医療で骨を強くする事業をしている会社を探すして、オルソリバースにたどり着く
- 筆頭株主にデクセリアルズの名前を見つけるのがきっかけで調べ始めて投資
よく投資は連想ゲームと言われる。
でも私の場合は株価の上昇する企業を連想するのではなく、
偶然出逢った出来事から連想して投資先企業を見つける感じかな。
「会う」と「逢う」の違い
何年か前の元旦に書いたことの焼き直しだけど、
偶然「出会う」なのではなく「出逢う」なのだ。
白川静の「常用字解」によると「会う」と「逢う」の違いは、
- 会…もとの字「會」は、鍋に蓋をして煮ている形を表す。
- 逢…「夆」は神が下り憑りつく木を表す。逢うは神異なものにあうこと。
出会いは作るものだ、とよく言われる。
「会う」は鍋パーティーのようなもので、自ら機会を作ることができる。
しかし「逢う」は不思議な巡り合わせでふいに眼の前に現れるもの。
それがいつ訪れるかは、神のみぞ知る、というような雰囲気。
個人投資家なんだから、お客さんからお金を預かる機関投資家のように、
四六時中、株価が上がりそうな企業を探す必要はないんだよ。
やってくる偶然とむかえにいく偶然が出会った時に起きる幸運。
その「めぐり逢い」に気が付くことができるかどうか。
そこが投資の面白いところなのだと私は考えている。


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