「ワールド イズ ダンシング」を見るなら「風姿花伝」も!

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この7月スタートのアニメ「ワールド イズ ダンシング」。

TVアニメ「ワールド イズ ダンシング」公式サイト
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日本史の授業で必ず習う、能の大成者、世阿弥が主人公。
この機会に名著として名高い「風姿花伝」を読み直した。

私は30代の頃は世阿弥の人生論をこの本に学び、

40代になってからはビジネス書としての側面に気付かされた。

自画自賛してしまうけど、かつて自分で評した、
「ヘタな自己啓発本より風姿花伝」が言い得て妙。
内容ペラペラの本を何冊も読むくらいなら、
こうして古典を繰り返し読んだ方が価値があるのだ。

そして古典は不思議なもので、繰り返し読んでいると、
「あれ? なんで前回、ここを読み落としていたのかな?」
と毎回、違う一節に心惹かれたりする。

そして今回、目に留まったのは「風姿花伝 奥義」の章から。

「されば、ただ、人ごとに、あるいは情識、あるいは得ぬゆえに、ひと向きの風体ばかりを得て、十体にわたる所を知らで、よその風体を賑ふなり。これは、嫌ふにはあらず、ただがなはぬ情識なり。されば、かなはぬゆゑに、一体得たるほどの名望を、一旦は得たれども、久しき花なければ、天下に許されず。」

どんな人も、つまらぬ競争意識や、自分自身の力量不足から、
ひとつの方法に固執して、他の方法を嫌ったり、敵視したりする。
こういう人は、得意とする方法で一時的に成功するかもしれない。
だがその成功が長く続くことはないだろう。

能だけではなく、投資の世界でもそのまま当てはまる金言だった。

古典を読みなれた方には角川ソフィア文庫を、
そうでなければ、白洲正子「世阿弥」をお薦めしたい。

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