プラトン「国家」が分からない。「知を愛する人」への遠き道のり。

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プラトン「国家」を挫折しそうになりながら読み終えた。

タイトルの通り、理想的な国家のあり方も議論されていたが、
読み進めるにつれて、国家論なのか人生論なのか曖昧になっていく。

そして最後の最後に提示される「エルの物語」。
死者の世界から生還したエルが目撃した、魂の裁きと輪廻転生を教訓に、
「魂が国家によって救済されることはない。あなたの選択次第。」
というメッセージで完結していて、なんかよく分からなかった。

「魂はそれぞれが選んだ生涯に応じて、おのずから必然的にそれぞれ異なった性格が決定される……まさにこのゆえこそ、われわれのひとりひとりは、ほかのことを学ぶのをさしおいて、ただこのことだけを自分でも探求し、人からも学ぶように心がけねばならないのだ――善い生と悪い生とを識別し、自分の力の及ぶ範囲でつねにどんな場合でも、より善いほうの生を選ぶだけの能力と知識を授けてくれる人を、もし見出して学ぶことができるならば。」

あと、ここだけ切り取っても意味がないのだろうけど、

「人間の最も基本的な分類として、知を愛する人、勝利を愛する人、利得を愛する人、という三つの種類がある」

「知(真理)」「勝利(名誉)」「利得(富)」のどれを愛するか。
それによって、人間の魂には本質的に3つのタイプが存在するという。

私は投資家という道を選んだ時点で「利得を愛する人」なのだろう。
ある時からは「知を愛する人」になりたいなと背伸びをしているけど…。

今回、岩波文庫で「国家」「パイドロス」「ソクラテスの弁明」と、
プラトンを読み続けてみたけど、自分のものにできた実感はない。
まだまだ「知を愛する人」への道が遠いことを思い知らされたのだった。

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