投資の字源を辿る:「投」「資」「価」「値」「格」を解剖

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「○○とは何か?」

言葉の定義を問われると、普段から深く考えていないことに気付く。
多くの言葉は解釈が様々だから、問われるたびに回答が変わりそう。

もしも確かな定義があるとするのなら、
その漢字の持つ意味(=漢字の成り立ち)を探ることで、
多少は真理に近づくことができるのかもしれない。

こんな時にきまって本棚から出してくるのが、白川静常用字解」。

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投資とは?

定義を一番聞かれるもといえば、やっぱり「投資」。
文字を分解して意味を考えるなら、

  • 将来の宝を得るために、羽飾りの付いた杖で邪霊を祓う
  • 邪霊を祓うことで次なる宝をもたらす

というような意味合いになるだろうか。

邪霊には「金儲けに囚われすぎた邪な心」も入っていそうだ。

価値とは? 価格とは?

次に頻出するのは「企業価値と株価(価格)」の違い。
これに転じて「価値と価格」の違いとは?という問い。

これは漢字を分解してもなかなか意味が取りづらいのだけど、

  • 価値…ものの本質を見極めて売買すること。
  • 価格…神が決めた正しい金額で売買すること。ただしその金額は議論を呼ぶ。

価値の意味合いは「企業価値評価」に挑んでいる方々には好評だろう。
価格の方は、株価と捉えるとたしかにそういう雰囲気もある。

ただ、経済学者のポール・サミュエルソンが、
証券市場において価値も価格も同じ、と指摘していることをメモ。

「買手と売手が市場で合意した価格に勝る、もっと正確な本質的価値はおそらくない。」(ピーター・バーンスタイン「証券投資の思想革命」P176)

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