タイトルに惹かれて、佐藤優「残された時間の使い方」を読了。
人生が有限であることを忘れるな。
主体的な時間(自分の時間)と受動的な時間(他人の時間)を意識せよ。
というのがメインテーマ。
そして副題は「日本人が苦手な区切りの上手なつけ方とは?」。
いま振り返れば、35歳での「区切り」の選択が、
絶妙だったのだと、あらためて確信を得る機会となった。
本当に偶然だけど、2001年に大学卒業後にIT業界に就職した頃は、
「プログラマ35歳定年説」みたいな都市伝説があったりしたので、
なんとなく35歳で区切りというのが頭にあったのだろう。
そこに30歳の免許更新時に5年前の写真と見比べて、
「髪が急になくなった!寿命が短いかも?」と痛感して、
本気で35歳を区切りの年と考えるようになったのだった。
そして35歳から1年ぐらいかけて、半隠居のような形を整えた。
私の中では白楽天がたどり着いた「中隠」生活がイメージに近い。
- 早期リタイアよりも幸福な白楽天流「中隠」生活(15/12/25)
具体的にはサラリーマン的な働き方をあらためて、
- 株式投資を本業とする
- 本業に関連する社会活動としてNPOの運営を安価で請け負う
という形に収まった。
収入面から言うと、投資以外の収入が一気に3分の1に減ったけど、
「自分の時間」が増えたことで、心身ともに余裕ができて、
- 結婚できた!(妻はもともと接点のある距離にいた人だったけど、半隠居前は忙しくて存在に気付きもしなかった。)
- 投資のパフォーマンスも格段に向上
正直ここまで人生が良い方向に転がるとは思ってもみなかった。
そして次の区切りに考えているのは50歳(2028年春)。
労働力を安価に提供するという形の社会活動については店じまい。
本当に100歳まで生きられるなら、目の健康も考えて、
パソコンを使う時間を減らしていった方が良さそうだしね。
これからはAIの登場を受けて投資手法を考え直す時間や、
社会的に意義がある寄付とは何か?を考える時間を増やしたい。
最後に私が迷いなく人生に区切りをつけることができるのは、
なんといっても20代のうちから個別株投資を続けてきたから。
投資先企業から受け取る配当額が大きくなるにつれて、
サラリーマンとしていただく給与へのこだわりがなくなっていく。
病気や人間関係などで意図せず全額が失われる給与より、
投資先選びを大きく間違えなければ永続する配当の方が確実だから。
今はオルカンへの積立投資だけが正義とされる風潮だけど、
人生の選択肢を広げてくれる投資法は人それぞれ。
どんな分野でも、盲目的に一つの方法を信じたりせずに、
いろいろ試して自分にあった方法を探すのも大事だと思うよ。


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