ビジネスの勘所 創業者や先駆者の考えをいかに残すか? 企業の創業者や何かの分野の先駆者といった、理想を持って自ら道を切り開いた世代が第一線を退き、次の世代へと引き継がれた後に、どうも歯車がかみ合わなくなる。 当初の理想や目的が忘れられるにつれて、暴走や形... 2021.11.22 ビジネスの勘所
投資哲学を求めて 最悪の事態を予言すれば、偉大な予言者としてもてはやされる。 前回、一部を紹介した、スティーブン・ピンカー「21世紀の啓蒙」で、ぜひとも頭の片隅に置いておきたい話がもうひとつ。 知識人とメディアが過度な悲観論に傾く理由は何か? 昨年の春以降、特にワイドショー番組... 2021.11.15 投資哲学を求めて
資本主義問題 所得格差の解消は世界大戦や国家崩壊がセット?! 最近一人歩きするキーワード「新しい資本主義」。 格差や不平等を解消するために分配を重視することを強調しているのだろうか。社会主義的な資本主義という意味なのか、詳しいことはよく分からない。 ただ丁寧に歴... 2021.11.11 資本主義問題社会や政治の問題など
投資哲学を求めて 株式投資が身につくまで何年かかる? 表題のような質問を受けて考え込んだ。 私が投資家として一人前になれたかな?と感じたのは去年のこと。 個人投資家としての2020年(20/12/23) 投資をはじめてからちょうど20年くらい。 COVI... 2021.11.07 投資哲学を求めて
投資や経済の話題 貨幣に正義を見たアリストテレス(ニコマコス倫理学) 貨幣経済。これはなにかと批判の対象になる。 たとえば、 日本に貨幣が定着し始めた時代に書かれた蓄財批判(徒然草) 児童書と思われたミヒャエル・エンデ「モモ」の背景 といったあたりがすぐに思い当たる。 ... 2021.11.04 投資や経済の話題
お薦めの本 今なお続く「民主制vs独裁制」の原点/ヘロドトス「歴史」 ヘロドトス「歴史」再読まとめのつづき。 クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 巻1・30~31(岩波文庫・上巻P31~36) 理想の統治体制の議論 巻3・80~82(岩波文庫・上巻P392~39... 2021.10.29 お薦めの本社会や政治の問題など
社会や政治の問題など 民主制、寡頭制、独裁制。理想の統治体制はどれだ?/ヘロドトス「歴史」 前回に引き続き、ヘロドトス「歴史」の再読メモ。岩波文庫・上巻での読みどころは特に次の2箇所だと思う。 クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 P31~36 理想の統治体制の議論 P392~396 ... 2021.10.24 社会や政治の問題など
社会や政治の問題など 日本の金融所得課税は庶民に重め 今朝、テレ東のモーサテを見ていてこんな図表が出てきたのでメモ。余談だが、毎朝録画したモーサテを観ながらヨガをするのが習慣になった。 出所が示されていなかったので調べたところ、財務省が今年1月に公開した... 2021.10.21 社会や政治の問題など
COVID-19 コロナでお酒に弱くなる。ノンアルコール・ペアリングに期待! 世間では緊急事態宣言解除で酒解禁に沸いているが、私はお酒に弱くなったことを思い知らされ、今後はほとんど口にしないと思う。私にとっては定期的に口にする機会がないと、飲めなくなるものだったようだ。 COV... 2021.10.20 COVID-19
COVID-19 元に戻ったら…は迷走のはじまり ここ1年半のお決まりの挨拶に「元に戻ったら…」というのがある。その未来は来るのだろうか? そもそも来ない方がいいのかも? バブル崩壊以前の「元に戻りたい」と願い続けた日本は、ズルズルと失われた10年... 2021.10.02 COVID-19
食文化と美食探訪 京都の料理人が定めた飲食店の安全基準 今月初めに視聴した和食文化学会のセミナーで、菊乃井や瓢亭、木乃婦などの京都の名だたる料亭が共同で、独自の安全基準“Chef's Criteria of New Normal”を策定したことを知った。 ... 2021.09.25 食文化と美食探訪ビジネスの勘所
投資や経済の話題 株式市場にもチアリーダー効果? チアガールは一見華やかに見えるが、改めて個々のメンバーを眺めてみると…。という現象は「チアリーダー効果」と呼ばれており、 Hierarchical encoding makes individuals... 2021.09.06 投資や経済の話題
IR情報等から企業を見る 海外との比較から鉄道事業の未来を考える 鉄道業界の2021年3月期の決算。各社一斉に最終赤字なんてことは、今後もなかなかないだろう。 いつかは2019年3月期以前の姿を取り戻すことができるのか? この先を考える上で海外との比較が参考になる... 2021.09.05 IR情報等から企業を見る
COVID-19 今は引きこもりが正義。世間の善悪はコロコロ変わる。 地元からほとんど動かない生活がすっかり定着した。 年初から何回電車に乗ったか数えてみたら10回。仕事絡みが2回、健康診断と歯医者が1回ずつ、残りは外食。自家用車はなく、1度レンタカーを借りて箱根を旅し... 2021.08.26 COVID-19
お薦めの本 平山賢一「日銀ETF問題」が提言する出口戦略 平山賢一「日銀ETF問題」を読んだのを機に、2年前に調べた日銀の統計データを更新してみた。 日銀のETF投資が東証一部時価総額に占める割合の推移。 議決権行使がどうなっているのか気になっていたのだが、... 2021.08.24 お薦めの本投資や経済の話題
投資や経済の話題 都内のマンション価格、高すぎない? 2019年10月の台風を機に、今後の温暖化による異常気象を考慮すると、多摩川近くの低地から離れた方がよかろうと、引越先を探している。 2021年に入ってから、マンション価格がおかしい気がする。城南地区... 2021.08.19 投資や経済の話題
資本主義問題 ゲオルク・ジンメル「近代文化における貨幣」(1898年) 投資家人生もだいたい半分を折り返し、残り20~30年だろうから、ここらで一度、資本主義の問題点を自分の中で整理し、これからを考えるヒントにしたい、というのが最近のテーマ。 ゲオルク・ジンメルの「貨幣の... 2021.08.16 資本主義問題
資本主義問題 格差はエントロピー増大の帰結/矢野和男「予測不能の時代」 この宇宙で「エントロピー増大の法則」に逆らえる存在はない。 この法則を経済現象に当てはめて、富が生まれる源泉を説いた、長沼伸一郎「現代経済学の直観的方法」になるほど!だった。 今度は矢野和男「予測不能... 2021.08.11 資本主義問題
お薦めの本 ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」 ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」を読了。 この本の要点となる2つの資本主義のかたちについては、 リベラル能力資本主義(アメリカ) 政治的資本主義(中国) すでに著者の別の論文から、まるっ... 2021.07.29 お薦めの本資本主義問題
国際政治・外交と地政学 正義のかたちと知性の限界/高坂正堯「国際政治」 頭の中の振り子が地政学や外交の方へ振れると、読み返さなきゃ!と思うのが、高坂正堯氏(1934~96)の著作。 といっても、手元には「文明が衰亡するとき」しかなかったので、先日Kindleでセールをして... 2021.07.24 国際政治・外交と地政学社会を意識した投資