お薦めの本

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太陽の黒点活動と景気や気象の関係

ふと思い出して、太陽黒点数の推移データを更新してみた。さすがに戦争に伴う金融危機・景気後退には結びつかないようだ。 そういえばCO2排出と地球温暖化について、根本的に勘違いしていたことがある。CO2を...
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脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか?

2018年から活動の「池谷脳AI融合プロジェクト」。人工知能を用いて脳の新たな能力を開拓し、脳の潜在能力は一体どれほどなのかを見極めること、を目的としているという。 このプロジェクトの代表、池谷裕二氏...
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気候変動を論じるときの5つの問い by ビル・ゲイツ

ビル・ゲイツ「地球の未来のため僕が決断したこと」で紹介されている、気候変動に関する情報を目にしたときの論点整理が分かりやすい。 排出量削減目標のトン数は、年間総排出量の510億トンの何パーセントにあた...
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アートで魅せる数学の世界

数学って美しいなぁ…とうっとりさせられる一冊、岡本健太郎「アートで魅せる数学の世界」。 エクセルの散布図を使って様々な絵が描けてしまう。正直、細かい数式はほとんど理解できないのだが、この本の記述にそっ...
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がんは進化のプロセス/アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」

アシーナ・アクティピス「がんは裏切る細胞である」は、「癌(がん)」に関する最新の知見がまとめられた興味深い一冊。 がんは多細胞という性質に特有の問題 ひとりの人間の一生の間に繰り広げられる細胞の進化の...
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数値化できないものを管理しようとする欲望が「ブルシット・ジョブ」を生んでいる

最近引用されている機会を目にすることが多くなった、デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ」。 過去数十年間で労働生産性は大きく上がったはず。それにも関わらず、ケインズが1930年に20世紀末の姿と...
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ドーパミンと起業家精神/リーバーマン&ロング「もっと!」

ドーパミンに関する最新脳科学を紹介した一冊、ダニエル・リーバーマンとマイケル・ロングの「もっと!」を読んでいて、起業家精神で日本がアメリカに適わない理由がよく分かった。そもそも遺伝子に端を発する違いな...
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これから学ぶべき分野の整理

年の初めなので、これからの読書の方向性をまとめてみる。 世界を読み解く方法をつかみたい!というのが私を読書へ駆り立てる原動力のひとつであり、そうして養った大局観を証券市場で試して楽しむ♪のが私の趣味。...
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読んだ本と振り返る2021年

FIREに対する違和感をきっかけに 投資をめぐる2021年の奇妙なキーワードのひとつは、 “FIRE(Financial Independence and Retire Early)”だろうか。 たし...
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日本のクリスマス騒ぎは国を守るための祭り?

今がシーズンということでクリスマス関連の本を手に取った。 堀井憲一郎「愛と狂瀾のメリークリスマス」 序章のこの一節が気になり、一気に読んだ。 「キリスト教を背景にした西洋文明は、自分たちと同じルールで...
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グラフの神様、ウィリアム・プレイフェア/データ視覚化の人類史

マイケル・フレンドリー、ハワード・ウェイナー「データ視覚化の人類史」。 このなかでデータグラフィックスの父として紹介される、 ウィリアム・プレイフェア(1759~1823)の功績に衝撃を受けた。 私た...
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今なお続く「民主制vs独裁制」の原点/ヘロドトス「歴史」

ヘロドトス「歴史」再読まとめのつづき。 クロイソスとソロンの富と幸福にまつわる問答 巻1・30~31(岩波文庫・上巻P31~36) 理想の統治体制の議論 巻3・80~82(岩波文庫・上巻P392~39...
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幸運と幸福の違いとは?/ヘロドトス「歴史」

ヘロドトス「歴史」を読み直している。読み進めていくと一番最初に出会う読みどころはやはり、クロイソスとソロンの問答。※岩波文庫・上巻のP31~ 権力の絶頂にあったリュディア王クロイソスは、ギリシアの賢人...
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正義が愚行に変わるとき/ポール・A・オフィット「禍いの科学」

COVID-19以前に直近で経験した大きな危機といえば、2008年からはじまる金融危機と、2011年の東日本大震災。そしてこの2つには共通点がある。 当初は持ち家の夢にあと一歩届かない庶民の夢を叶える...
世界を読み解く方法

ル・ボン「群集心理」は、人間の条件、大衆の反逆の源流。

今月のNHK「100分de名著」が、ギュスターヴ・ル・ボン「群集心理」。 まだ読んでいなかったので、この機会に手に取った。これまで読んだ本と歴史との関連をつなげると、こういう流れかなと。 ル・ボン「群...
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道を見つける力を手放し、海馬を鍛えなくなった人類の未来は?

スマホとGoogle Mapがなかった頃、とにかくよく道に迷った。子供の頃から記憶力には自信があったので駅前の地図をスキャンして、後で戻って来られるように、目印となるものを記憶しながら目的地を目指す。...
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平山賢一「日銀ETF問題」が提言する出口戦略

平山賢一「日銀ETF問題」を読んだのを機に、2年前に調べた日銀の統計データを更新してみた。 日銀のETF投資が東証一部時価総額に占める割合の推移。 議決権行使がどうなっているのか気になっていたのだが、...
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温暖化対策の危険な最終手段/杉山昌弘「気候を操作する」

気候工学。 杉山昌弘「気候を操作する」では、 「人工的・直接的に気候システムに介入して、地球温暖化対策とすること」 と定義し、主に2つの方法を紹介している。 大気中からCO2を直接回収する技術 成層圏...
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ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」

ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義だけ残った」を読了。 この本の要点となる2つの資本主義のかたちについては、 リベラル能力資本主義(アメリカ) 政治的資本主義(中国) すでに著者の別の論文から、まるっ...
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マジックマネー、資本主義の衝突、デジタル独裁国家/“Foreign Affairs”別冊アンソロジー

危機の時は“Foreign Affairs”の別冊アンソロジー 東アジアの地政学について学んでいて、あ!と思い出して購入したのが、“Foreign Affairs”の別冊アンソロジー「パンデミック後の...