お薦めの本

お薦めの本

内田樹「日本辺境論」

日本の辺境性を軸に、たくさんの本をうまく編集してある楽しい本。「世界のどんな国民よりもふらふらきょろきょろして、最新流行の世界標準に雪崩を打って飛びついて、弊履を棄つるが如く伝統や個人の知恵を棄て、い...
お薦めの本

読んだ本と振り返る2009年

今年は特に春以降ひまだったこともあり、250冊超の本が読めてしまった。去年のちょうど倍くらいだけど、良い本に倍出会えたかというと…(苦笑)本はたくさん読めばいい、というものではない。というのが今年の教...
お薦めの本

フレドリック・ヘーレン「スウェーデン式アイデア・ブック」

原研哉「デザインのデザイン」P156に日本は文化のたまり場であるとして、右のような図が紹介されていた。 こうした歴史の蓄積があったからこそ、他国とは違ったアイデアが生まれ、19世紀には地図が上下逆転し...
お薦めの本

所ジョージ「所さんにまかせなさい」

本なんて出してたんだ、と思わず買ってしまった。私、所さんが好きなんです。自由に生きているように見えて、影では誰よりも努力してそうなとこが。本当に素敵な人は「頑張ってるぞ!」って表に出ない人だと思うから...
お薦めの本

ビンズヴァンガー「お金と幸福のおかしな関係」

著者は「幸福を約束しつつ、その幸福を阻む4つのトレッドミル」と題し、※トレッドミル…スポーツクラブによくある、走るトレーニングマシン平均収入が増加し続けているにも関わらず、人々がより幸せになれないのは...
お薦めの本

網野善彦「日本の歴史をよみなおす」

日本は古来より農業中心社会、というイメージは史料の読み違え!という著者の指摘が、この本最大の見どころといえる。 歴史学者の間での「百姓=農民」という一般的な認識を元に 史料を読むと、江戸時代までの人口...
お薦めの本

大津秀一「死ぬときに後悔すること25」

著者は終末期医療の専門医。33歳にして1,000人超の死を見届けるとは…。医者の友人はいないので、この数字が多いか少ないか、私には分からない。ただ、文章に年齢以上の大きなものを感じさせられる。2歳違い...
お薦めの本

デビット・スミック「世界はカーブ化している」

今月は暇だから、1日1冊以上のペースで本を読んでいる中、一番良かった本。ベストセラーのフリードマン「フラット化する世界」に対して、「金融市場から眺めた世界はフラットではない。ものやサービスをつくりだす...
お薦めの本

金融経済の進化に寄与したノーベル賞経済学者たち

掘り出し物を発見♪ノーベル賞を受賞した経済学者が「私の経済学者としての進化」という演題で、学生や一般人向けに行った講演をまとめた本。講演だけに、経済学そのものには深入りせず、短くまとまっていて読みやす...
お薦めの本

原丈人「21世紀の国富論」は絶対読むべし!

原丈人「21世紀の国富論」が出版されて約2年がすぎた。その後サブプライムローン問題が勃発し、リーマン破綻。原丈人氏のこの本は、ますます輝きを増しているように感じる。今日再読した上で、2年前の記事を上書...
お薦めの本

森信三「修身教授録」

SBIの北尾吉孝氏の愛読書として紹介されていたので読んでみた。「修身」とは戦前の学校で行われていた「道徳」の授業。福沢諭吉が"moral science"を「修身論」と訳したのがはじまりみたい。この本...
お薦めの本

ジョン・C・ボーグル「波瀾の時代の幸福論」

「マネーと常識」に続く、バンガード創業者・ボーグル氏の新刊。原題は"Enough. True Measures of Money Bussiness, and Life"だから、翻訳の副題「マネー、ビ...
お薦めの本

数学の本をいくつか紹介

大学で「経営数学」って授業を見つけて受けてみたら、これが酷くて2ヵ月でポイ。自分で勉強して「お金と数学」を結びつけて、ブログに連載するぞ♪と決意。かき集めて勉強している本の中で、気に入った本をいくつか...
お薦めの本

井上理「任天堂 驚きを生む方程式」

任天堂の株主になりたい!とすっかり影響を受けてしまった。一時のような完全なバブルは過ぎたようなので、ちょうど興味を持ってたとこ。買うならまずはミニ株。手数料的にはマネックス証券が一番おトクだ。→ミニ株...
兼好法師「徒然草」

Essays in Idleness 徒然草の英訳版

もしや?と思って調べてみたらやっぱりあった英語版「徒然草」しかもあの日本文学研究者として有名なドナルド・キーン教授による英訳。簡単な英語で書かれているので、正直、日本語の原文よりも断然読みやすい(笑)...
お薦めの本

ドナルド・キーオ「ビジネスで失敗する人の10の法則」

私がコカ・コーラ社の株主で、序文をバフェットさんが書いているとなれば、読まないわけにはいかない1冊。失敗からのアプローチっていうのもグー。企業の決算書も同じでさ、良いところよりも悪いとこの方が明確なん...
お薦めの本

酒井雄哉「一日一生」

著者は比叡山の「千日回峰行」って修行を2度も達成した(過去400年で3人)、かなり凄いお坊さんなんだって。でも、そんな印象を全然受けない読みやすさ。今「歎異抄」や「般若心経」を読んでいるけど、この本の...
お薦めの本

結城浩「数学ガール」

今、私の頭の中で、勝手に数学が盛り上がっている。きっかけは→"Advice for Aspiring Economists"(by Greg Mankiw)高校卒業から12年の時を経て、ついに数学の実...
お薦めの本

クルーグマン「ミクロ経済学」

大学院入って、初めて経済学の講義を受けるにあたり、参考図書に買った本。経済学の本は、本当にいろんな本が出てるけど、本屋でいろいろ比べてみたけど、この高くて、持ち運び不可能な、クルーグマン教授の本が群を...
お薦めの本

茂木健一郎「感動する脳」

2年前にお薦め図書として紹介した、脳学者・茂木健一郎氏の本が文庫化。 前は図書館で借りたから、今度は買って再読しつつ、以前の記事を改訂。 茂木氏の本は山のようにあって、一体どれがいいのか分からないけど...