お薦めの本

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インターネットの光と影/タイラー・コーエン「大停滞」

タイラー・コーエン「大停滞」。今年話題の経済書だとか。 「イノベーションの停滞」という観点からアメリカ経済低迷を説いている。 近年のイノベーションは「公共財」ではなく「私的財」の性格が濃く、 恩恵が万...
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ソトコト2011年12月号「移住大特集」

ブログ移住の次は私自身の移住。春頃はCMキャッチコピーに絡めて「そうだ、京都住もう♪」と騒いだけど、真夏の京都の気温を見ていたら、東京より暑そうでやる気減退…。 今あるすべてを捨てて、環境を思いっきり...
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湯浅邦弘「諸子百家―儒家・墨家・道家・法家・兵家」

中国紀元前の春秋戦国時代に現れた、儒家の孔子・孟子、墨家の墨子、道家の老子・荘子、法家の韓非子、兵家の孫子といった思想家たち。みんなひっくるめて「諸子百家」。ある意味、中国が一番輝いていた時代。 この...
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高価な本の思い出

2冊欲しい本があるのだけど高いなぁ…、と二の足を踏む。 岩波哲学・思想事典 14,700円 現代語訳 南方録 15,750円 ここ10年で買った高価な本にあんまりいい思い出ないんだもん。持っているとそ...
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清川妙「古典に読む 恋の心理学」

私はここ2,3年、日本の古典に触れることが多くなったけど、1,000年以上前の作品でも、今と同じ言葉で読める日本語っていいなぁ。英語圏では自国の古典を今の英語のままで読むのは困難だと思うから。 世界の...
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1900年前後の日本の葛藤

明治維新以降、戦争と経済、2つの手法で大きな物語を追いかけた。私が中学に入学した頃から、「失われた~年」がはじまって、いい時代は知らないから、なんか拡大志向が日本にあわない気がする。 今の私たちとは、...
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NHK美の壺「枯山水」

枯山水に関する本を集める中で見つけた、庭園鑑賞の入門書。私の大好きなテレビ番組ひとつ「美の壺」の放送内容と連動した本。このところ枯山水について、いろいろ書いてるけど、 枯山水の創始者の思想…夢窓国師の...
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小倉孝誠「愛の情景」

古今東西の作家が恋愛小説に描いた「愛の情景」を「出会い、接近、再会、告白、手紙、誘惑、嫉妬、別れ、死」と9つのテーマに合わせて、切り取り、編集し直した一冊。末尾の索引から判断すると、百数十冊ちかく引用...
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古今東西の哲学・倫理を学びたい

昔の経済学者をWikipediaで調べると、肩書きに「哲学者」がついてくる。アダム・スミスが「国富論」とともに「道徳感情論」を残していたように。もともとは、人の幸福を考えるのが経済学の真髄だったんじゃ...
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夢窓国師「夢中問答集」

夢窓国師(夢窓疎石)は、鎌倉末期~室町初期の臨済宗の禅僧。北条家、足利家、南北朝双方の天皇と敵味方分けへだてなく尊敬を集め、まさに「国師」、国の師匠と呼ぶにふさわしい人物。※本来の意味は天皇の師 また...
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鎌田恭幸「日本でいちばん投資したい会社」

投資信託や信託報酬の「信託」って言葉には、「信じて託す」って意味がある。個別企業に投資できる運用資産が貯まるまで(200~300万くらいかな)、とくに20代の頃は、投資信託のお世話になることが多いはず...
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本川達雄「生物学的文明論」

東京工業大学の歌うナマコ研究者、本川達雄教授の最新刊。これまでの著作の総集編なのか、伝えたいことを目一杯詰め込んだ一冊。全11章をテーマごとに分けるとこんな感じかな。 サンゴ礁から説く生物多様性の問題...
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村上春樹インタビュー集 1997-2009

村上春樹さんの本は一冊も読んだことがないのに、なぜか手に取った。本を書いて何かを伝える、ってどういうことか、ヒントがありそうだったから。 「想像力は誰でも、たぶん同じように持っているものです。・・・誰...
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一度きりの美しさと永遠へのあこがれ/笹井宏之「えーえんとくちから」

人はこの世界の時の流れを、日・時・分・秒と細かく切り分けてきた。時を均質に切り分けてしまったから、一度きりを意識しにくくなっている。 でも、人生における大切な時間・瞬間の多くは、一度きりで終わってしま...
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森絵都「カラフル」

文章がきれい。この人の小説をもっと読んでみたいと思った。  黒だと思っていたものが白だった、なんて単純なことではなく、たった一色だと思っていたものが、よく見るとじつにいろんな色を秘めていた、という感じ...
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ポプラ社「未来のおとなへ語る」シリーズ

位置づけは岩波ジュニア新書に似ているのかな。子供たちへ人生を真正面から語ることを目指して、創刊されたシリーズ。すでに10冊くらい発売されていて、私が最初に手に取ったのは、アンパンマンの作者、やなせたか...
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笠間書院「コレクション日本歌人選」

この世には、星の数ほどたくさんのものが生まれてくる。でも、ほとんどすべてが1度きりのものとして、歴史の闇に消えていく。時代を超えて生き残るものなんて、ほんの一握りしかない。だからこそ、歴史を貫く生命力...
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デール・カーネギー「道は開ける」

昨日ズッコケて、手のひらを酷く擦りむくわ、ギックリ腰になるわで…。今年は本当に健康に恵まれない年だなぁ…なんだか落ち込んじゃう。ここまでどうにもならない気分って、ちょうど10年ぶりくらいかな。でも、お...
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山口仲美「日本の古典」

世の中、英語、英語と騒々しいけど、私には別に必要ない。英語と無縁の生活だし、世界の最新情報を英語で追いかけることもしない。入ってくる情報量が増えすぎると、かえって混乱するだけだから。 そんな私は日頃、...
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山名美和子「恋する日本史」

近年の日本は、女性の活躍度合いが低い!と世界から怒られてるけど、千年単位で歴史を見直すと、日本ほど女性が活躍した国はないと思う。 今日の「恋する日本史 やまとなでしこ物語」は、戦国~江戸時代初期と幕末...