世界を読み解く方法 数学の魔術的な有効性/須藤靖「宇宙は数式でできている」 学生時代に数学が苦手になり、敬遠してしまう人は数多い。でも、須藤靖「宇宙は数式でできている」が指摘するように、 「この宇宙は信じがたい精度で数学的な法則に従っている。」 同内容の名言を残した偉人は数多... 2022.11.23 世界を読み解く方法
お薦めの本 多神教は新興宗教にだまされやすい? 長沼伸一郎「世界史の構造的理解」を読んでいて、ふと思ったこと。 著者はユダヤ教、イスラム教、キリスト教が、なぜ同じエルサレムで生まれたのか?を経済と結びつけて説く。 エルサレムはメソポタミアとエジプト... 2022.11.19 お薦めの本日本の歴史と文化
日記と雑談 リヒテンシュタインを知るための参考資料集 今月上旬はリヒテンシュタインに興味を持ち、自分なりにいろいろ調べて整理してみたが、 リヒテンシュタインの国家成立が不思議 リヒテンシュタイン家の財産はどう築かれたのか? リヒテンシュタイン。小国はなぜ... 2022.11.16 日記と雑談
日記と雑談 リヒテンシュタイン。小国はなぜ生き残れたのか? リヒテンシュタイン探究の三回目。 リヒテンシュタインの国家成立が不思議 リヒテンシュタイン家の財産はどう築かれたのか? リヒテンシュタインの歴史を辿ると、何度か消滅の危機に遭遇している。幸運に恵まれた... 2022.11.15 日記と雑談
人工知能をめぐる議論 人が寄せる信頼は意外と不合理 対談集「私たちはAIを信頼できるか」を読んでいて、そもそも私たちの「信頼」がどのように成り立っているか分からない、という話が興味深かった。 人間は何の意味も根拠もなくても、自分にとって有用で信頼性の高... 2022.11.13 人工知能をめぐる議論
日記と雑談 リヒテンシュタイン家の財産はどう築かれたのか? 前回はリヒテンシュタイン家のヨハン・アダム・アンドレアスが、他の貴族から買い取った土地が(買収金額1兆円超!)、リヒテンシュタインの国家成立に繋がるところまで調べた。 このような巨額な資金はどこから生... 2022.11.11 日記と雑談
日記と雑談 リヒテンシュタインの国家成立が不思議 リヒテンシュタイン侯爵家の方の講演を聞く機会があり、国の歴史や伝統をインパクト投資と絡めるような内容だった。 ふとヨーロッパの小国がどう生き残ってきたのかを探究すれば、何かしら投資のヒントが得られるの... 2022.11.08 日記と雑談
食文化と美食探訪 国宝を超える感動! ぽん多本家のキスフライ 東京国立博物館 創立150周年記念の国宝展。 昨年、企画が発表されて以来、ワクワクして待っていた展示を、鑑賞することができたのだが、なぜだか心を動かされず、あれれ…。 もしも料理屋のコースがメインの一... 2022.11.02 食文化と美食探訪美術鑑賞
投資や経済の話題 「経済」“economy”の語源に学ぶ 経済の本質ってなんだろう?と疑問が生じたとき、語源に戻ってみると、おもしろいかもしれない。 「経済」という言葉は「経世済民」の省略語で、「経世」は荘子、「済民」は書経からとられたものだった。 春秋の経... 2022.11.01 投資や経済の話題
投資や経済の話題 上場企業の後継者問題が目に付くのは気のせい? 少し前までは後継者問題と言えば、とくに中小企業の町工場で、跡継ぎがおらず創業社長が高齢化し、廃業間近というイメージ。 でも最近、上場企業でも後継者問題が目に付くようになってきて、有名どころでは、日本電... 2022.10.29 投資や経済の話題
日本の歴史と文化 お風呂に入れず、湯治と玉造温泉の凄さを知る。 工事中のトラブルで一晩、給湯器が使えない事態に遭遇し、たった一日お風呂に入れなかっただけで、体調がすぐれなかった。 しかしおかげで今までピンと来ていなかった「湯治」に納得した。 日本人はいつ頃からお風... 2022.10.26 日本の歴史と文化
日記と雑談 未知と出会うために迷子になれ レベッカ・ソルニットのエッセイ「迷うことについて」を読んで、初めての場所で道に迷うことがなくなったなぁ、としみじみ思う。 昔は電車を降りたら、まずは駅周辺の案内板を探し、そして印刷してきた地図と見比べ... 2022.10.25 日記と雑談
食文化と美食探訪 「きす」以上に深刻な「めごち」。江戸前の天ぷらが消滅の危機。 「てんぷら前平」で美味を堪能し、前平智一さんのお話を伺っていると、東京湾の異変を実感させられ、いろいろと調べたくなる。 千葉県竹岡港で揚がる「鱚(きす)」について伺ったのがきっかけで、その後も情報を追... 2022.10.23 食文化と美食探訪
投資や経済の話題 投資先企業の数とその色分け、保有期間について。 rennyさんと「企業価値を探究するファンド」ってどんなの?というお話をするなかで、私の個別株投資と比べる展開になった。 実のところ意識して管理したことがなく、今回問われて、初めて無意識にしていた投資... 2022.10.18 投資や経済の話題
食文化と美食探訪 地元食材にこだわるレストランの源流? 志摩観光ホテルの高橋忠之料理長。 COVID-19の襲来以降、旅は箱根と伊豆ばかりだったが、そろそろ遠出して、日本文化探求の旅を再開したいなぁと。 実はまだ伊勢神宮を訪れたことがないので、伊勢参りとセットで志摩観光ホテルに泊まってみた... 2022.10.15 食文化と美食探訪
投資哲学を求めて 専門家気取りがオルテガの「大衆」を生み出す 世間では多様性やダイバーシティが訴えられているが、株式投資の方法論については、理論が確立されているかのように、本当に狭い範囲の議論しかされなくなっている。 一歩引いてその様子を眺めていると、以下の時代... 2022.10.09 投資哲学を求めて
お薦めの本 チャールズ・スペンス「センスハック」 「センスハック」の言葉の意味がよく分からず、また邦訳の副題が「生産性を上げる究極の多感覚メソッド」と、安っぽいビジネス書の匂いがして、見向きもしていなかった一冊。 しかし最近、著者がチャールズ・スペン... 2022.10.05 お薦めの本人生の哲学と科学
食文化と美食探訪 きすの天ぷら。いつまで食べられるか分からない江戸の美食。 天ぷらの神様、早乙女哲哉さんが、きすの天ぷらを語る動画が、美食家、山本益博さんのYouTubeに掲載されている。 約3年前に統計データとともに、きすの危機的状況を紹介したが、 江戸前の「きす」が稀少品... 2022.09.30 食文化と美食探訪
人生の哲学と科学 美味しさを感じる能力は言語の獲得とリンクしている? 味の素食の文化センターの食の文化シンポジウム2022で、東原和成さんの講演に面白い話があったのでメモ。 まず前提として、食材の「風味」が料理の味を決めると説いた、ゴードン・M・シェファード「美味しさの... 2022.09.28 人生の哲学と科学
日記と雑談 防災と資産運用の心構えは似ている 富士山噴火や首都圏の大震災が起きたとき、どのように社員の安全を確認・確保し、事業を継続させるか?そんな仕事をしている妻とこんな会話をした。 「円安になったから、ドルを持っていないとヤバイと言う人がいる... 2022.09.24 日記と雑談