NO IMAGE 日本の神様と昔話

国引き・国造り・国譲りの出雲神話は日本モデルの原点

出雲国風土記には次のような国引き神話が記されている。 八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌノミコト)という神が、八雲立つ出雲の国を大きくしようと、新羅で余っている土地に網をかけて、「国来、国来」と引き寄せたのが島根半島西部(八穂米支豆支の御...
文化で読む日本経済

貧困救済に対する冷たさは日本の歴史的特徴/木下光生「貧困と自己責任の近世日本史」

歴史は時に残酷な事実を突きつけることがある。木下光生「貧困と自己責任の近世日本史」がその代表例と言え、 「21世紀の日本は、なぜ、かほどまでに生活困窮者の公的救済に冷たい社会となり、異常なまでに「自己責任」を追求する社会となってしまったの...
日本の神様と昔話

神社の社(やしろ)を素因数分解

日本の神祇信仰は山頂・山中の磐座に霊力を感じたり、神体山の姿に威力を感じたりしたことから始まっており、そうした神の影向を感じる特定の場所を「依代」と呼んだ。依…そこへ依って来る代…神の代わり依代が決まると「御幣」を飾り、結界を示す四囲四方の...
世界を読み解く方法

羽生善治さんの学習の高速道路論

毎年ゴールデンウィークに再編集することを習慣にしている、 かつて将棋の羽生善治さんが語った「学習の高速道路論」。 昨年2017年は「永世七冠」を達成するという偉業もあったので、この1年で出版された著書のほかに、その時の記者会見も含めて編集し...
日本の歴史と文化

日本文化の根幹を担う、価値観が複合する言語感。

なかなか終わりの見えない復習メモ。京都と江戸、天皇と将軍のデュアル・スタンダード日本を動かしてきた「顕」と「隠」日本で庭造りが重視され続けてきた訳。神庭、斎庭、市庭。 に続く4作目。 「メビウスの輪」のように表が裏であり、裏が表でもある...
日本の神様と昔話

日本で庭造りが重視され続けてきた訳。神庭、斎庭、市庭。

さらに続く対談の復習メモ。江戸時代の大名屋敷の名残りもあり、東京は世界で最も庭園の多い都市と言われているらしい。歌川広重の「名所江戸百景」では、その8割に水が描かれたこと欧州の名所はモニュメントがセットなのに対し、日本は景色のきれいなだけの...
日本の歴史と文化

日本を動かしてきた「顕」と「隠」

前回に引き続き「日本問答」出版記念対談の復習メモ。顕(あらわるるもの)と隠(かくるるもの)慈円(1155~1225)が歴史の道理を読み解こうとした「愚管抄」に、こんな一節がある。※講談社学術文庫の現代語訳版P394 「物ごとの背後には、目...
日本の歴史と文化

京都と江戸、天皇と将軍のデュアル・スタンダード

昨年岩波新書から発売された「日本問答」の出版を記念した田中優子、松岡正剛 両氏の対談イベントへ参加して、日本を理解するには学びが足りないことを痛感してきた。内容について行けない部分も多かったので、本の内容から補足しながら、講演の内容を少しづ...
NO IMAGE コラボ企画☆本日のスープ

投信の積立顧客比率のデータベース化を求む!/本日のスープ番外編

本日のスープ連載のrennyさんによる最新作 積立投資比率76%のファンドが問いかけていること/本日のスープ97皿目 そんな投資信託があるのか!と驚いたので、自分の番でもないのに覚書。 個別株の投資家である私の投資信託に対する見方は、...
投信ビジネスの闇と再生への道

SRIファンド黎明期の2大投信。情報開示の姿勢で明暗分かれる。

小榑さんにいただいた最新刊「闘う商人 中内功」を読んだのを機会に、2006年の著書「良心ある企業の見わけ方」も再読してみた。 2008年に坂本光司「日本でいちばん大切にしたい会社」を読み、具体的な投資行動につなげるための類書を探した時に出...
お薦めの本

小榑雅章「闘う商人 中内功 ダイエーは何を目指したのか」

ダイエーは生活圏になく、高校生の頃には経営不振に陥っていたため、 次のような貧弱な知識しか持っていなかった。 東横線に乗ると都立大と学芸大の間でゴルフ練習場の向こう側に見えた店。Jリーグ・ヴィッセル神戸の元メインスポンサー。福岡の野...
お薦めの本

再訪したくなる店の秘密/チャールズ・スペンス「おいしさの錯覚」

食べた料理が記憶に残りやすい店とそうでない店がある。 同じように美味しいはずなのに、それはなぜか? そんな疑問にチャールズ・スペンス「おいしさの錯覚」が科学的に答えていて、 私が繰り返し食べに行く店に当てはまる例が多く、とても興味深い...
NO IMAGE 食文化と美食探訪

食に対する姿勢の変化

本格的に食に関心を持ったのは2006年。 私が進めていたプロジェクトが大成功したお祝いにと、 日本橋の「メルヴェイユ」でご馳走になったのがきっかけだと思う。 ※現在はメルヴェイユは閉店し、シェフが三越前に「ラペ」を開店。 それ以前は...
お薦めの本

インスタ映えの起源はフランス料理のガストロポルノ?

私たちが味覚だけで食事を味わっているのではないことを科学的に説いた、 チャールズ・スペンス「おいしさの錯覚 最新科学でわかった、美味の真実」。 著者はポテトチップスを噛じる時の音を増幅させると、 実際よりサクサクで新鮮だと感じることを...
NO IMAGE 古典に学ぶ人生論

明恵上人、島に宛てて手紙を書く。

19歳から死の間際まで生涯にわたって、 見た夢を記録し続けた鎌倉時代の名僧、明恵(1173~1232)。 夢に本気で取り組んだ人物を探せば、 ジークムント・フロイト(1856~1939)まで時代を下ることを考えると、 かなり尖った人...
社会的投資

日本サステナブル投資白書2017の執筆を担当

私が運営を請け負っているNPOの「日本サステナブル投資フォーラム」で、 2年に1度、国内の状況を報告する冊子を発行しており、今週、最新版ができあがった。 私は本来、編集長的な役回りで執筆は担当しないのだが、 個人投資家向けの金融商品の...
NO IMAGE 日本の美意識

日本人のコミュニケーション能力不足の文化的背景

日本人はコミュニケーション能力が低いとされるが、その原因を日本の文化や歴史に求めることはできるのか? という問いに対して、思いつくままに書き綴ってみる。 言挙げせぬ国 無文字社会が長かった古代日本では言葉の威力が極めて強かった。 人...
NO IMAGE 日本の美意識

春の雪が豊作を約束? 勅撰和歌集も春の雪で景気づけ。

「さくら」の語源は、 「さ」…稲の精霊を表す「くら」…神が座する場所 であり、 春の訪れとともに穀物の精霊が舞い降りる場所が「桜」という説がある。 ゆえに古代人は桜の花の散りぐあいで、秋の豊凶を占っていたという。 先日、東京でも桜...
NO IMAGE お薦めの本

ネットが宗教を破壊したのか?/激動する世界と宗教

明日第3回目の最終回が開催されるシンポジウム「激動する世界と宗教」。 興味があったものの参加できなかったが、今月から書籍化がはじまった。 「宗教と資本主義・国家 激動する世界と宗教」 パネルディスカッションの模様を収録した部分で興味深...
NO IMAGE 日記と雑談

マインドフルネスは禅なのか?

最近よく見聞きするようになった「マインドフルネス"mindfulness"」。 仏教用語の「サティ"sati"(念、気付き)」を英訳した言葉で、 やり方は坐禅と同じに見えるので、変質した「禅」の一種だろうか? 夢窓疎石「福を求める欲を...