日本永代蔵

古典に学ぶ人生論

憧れでも妬みでもなくお金と向き合う/井原西鶴「日本永代蔵」

江戸時代に書かれた、井原西鶴の「日本永代蔵」(1688)。 ビジネス書として優れていることは以前紹介したが、 ヘタなビジネス書より井原西鶴(12/04/24) あのとき読んでからだいぶ月日が経ったので...
日本の歴史と文化

老舗の語源は「仕似せる」

老舗の語源は「仕似せる」という動詞なのだそうだ。 日本の古典にも次のような例があり、 「かようの万物の品々をよくし似せたらんは、幽玄の物まねは幽玄になり、強きは自ら強かるべし」(風姿花伝) 「譲状にて...
世界と日本の経済史

中国を百数十年の闇に落としたイギリスのアヘン貿易

歴史を振り返るとイギリスという国は恐ろしい。自国の利益のためであれば、悪事に手を染めてきた歴史がある。 イギリスの策略にはめられた代表的な国のひとつが中国。アヘン戦争(1840~42年)を機に中国全土...
文化で読む日本経済

江戸時代の中国商人は清廉潔白/井原西鶴「日本永代蔵」

日本のCSRの原点として江戸時代の近江商人があげられる。 売り手、買い手、世間を考慮した商売「三方良し」って言葉が有名。 日本は世界に先駆けて社会的責任を果たしていた! と主張する人もいるが、自分に都...
お薦めの本

ヘタなビジネス書より井原西鶴

ビジネス書と呼ばれる本は基本的にくだらない。読むだけ時間のムダ。 もし読むのなら、新刊ではなく、時の風化に耐えた本がいいだろう。 というわけで、江戸時代の井原西鶴「日本永代蔵」なんてどうかな。 仕事と...