建礼門院右京大夫集

日本の美意識

建礼門院右京大夫の見た空の色

前回に引き続き「建礼門院右京大夫集」の星夜の話。今日は「色」に着目して編集してみる。 「空を見上げたれば、ことに晴れて、浅葱色なるに、光ことごとしき星の大きなる、むらなく出たる、なのめならずおもしろく...
めくるめく和歌の世界

建礼門院右京大夫の見た星空

古代日本は星に対する関心が薄かった? かつての「広辞苑」編者、新村出(1876〜1976)は、古代日本の星に対する関心の薄さを指摘した。 「支那の星学説、占星術及び星辰崇拝が輸入されないうちの、日本人...
めくるめく和歌の世界

建礼門院右京大夫の和歌で詠む七夕の心

七夕の和歌については、これまでもいくつか紹介してきた。七夕の和歌 in 古今和歌集紀貫之の和歌で詠む七夕の心柿本人麻呂の和歌で詠む七夕の心今日は「建礼門院右京大夫集」から七夕の和歌を少々。 この古典の...
日本の美意識

冬の夜空への想い。やがて「わび・さび」へ?

最近は中国から飛んでくるpm2.5の問題もあるけど、 冬は空気が澄んで夜空が綺麗に見える季節。 東京でもすぐにオリオン座が見つけられるほど。 昔の人は冬の夜空をどう見ていたのだろう。「十二月ついたちご...
お薦めの本

女性視点の平家物語/建礼門院右京大夫集

平家の栄華と滅亡を描いた「平家物語」が叙事詩なら、 「建礼門院右京大夫集」は抒情詩・平家物語と言える。 作者・建礼門院右京大夫の立ち位置は、 そして鴨長明や慈円とだいたい同世代だから、 「方丈記」や「...