脳科学一覧

脳や遺伝子の解析が進むと刑法はどう変わるのだろう?/バーバラ・オークレイ「悪の遺伝子」

労働法の授業中に「ウォール街のランダムウォーカー」に夢中で単位を落とし、危うく卒業できなくなりかかった過去を持つ私だか、一応は法学部出身。 脳や遺伝に関する本を読んでいると疑問に思うことがある。 構成要件該当性 違法性 責任...

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懐かしの味は香りの記憶/伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」

土瓶蒸しの松茸の話から引き続き、香りと脳科学について調べている。伏木亮「味覚と嗜好のサイエンス」にこんな記述があった。 「においの記憶は確かで変質しません。味は舌から延髄、大脳各部位といくつも神経を乗り換えて眼窩前頭皮質でにおいの信号...

性善説が科学的に証明された?/池谷裕二「脳はなにげに不公平」

池谷裕二「脳はなにげに不公平」。脳科学者が最新の論文を紹介しながら書いたエッセイ集。 かなり面白かったのでいくつか紹介していこうと思うけど、まずは古代より続く「性善説vs性悪説」が科学的に決着?という話。もとになった論文は2012年に発表...

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経済学に脳と心は必要か?

人は合理的に意思決定する。 伝統的な経済学はこんな仮定からはじまっている。 ごく簡単にまとめると、 人は限られた資源(お金と時間)の中で、 将来について統計的に正しい予想を立て、 自己の利益を最大化するような意思決定を行う って仮定...

意識は幻想/「神々の沈黙」から「ユーザーイリュージョン」へ

ユクスキュル「環世界"Umwelt"」。 すべての生物は知覚の枠内でしか世界を認識できない。私たちが「客観的」だと信じている、この目に映る世界は、 世界全体から「主観的」にある一部分を型抜きしたものにすぎない。 生物学者、日高敏隆氏の言葉を...

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茂木健一郎「感動する脳」

2年前にお薦め図書として紹介した、脳学者・茂木健一郎氏の本が文庫化。 前は図書館で借りたから、今度は買って再読しつつ、以前の記事を改訂。 茂木氏の本は山のようにあって、一体どれがいいのか分からないけど、 個人的には、この「感動する脳」とデビ...