日本の美意識 西行「山家集」春の章より桜歌10首 西行「山家集」春の章は全173首のうち103首が桜の和歌。 昨日のポカポカ陽気に誘われて、桜の和歌を10首編集してみた。 この時代の桜にはすでに花見という行事はあったようで、 (花見&お酒セットの最古... 2013.02.03 日本の美意識西行「山家集」
日本の美意識 枕草子に舞う桜/清少納言の桜観 みずから「お題」を作り、高速に「好み」を答え、断言する。 あちこち飛びながらも取り合わせが絶妙なエッセイ集「枕草子」。 清少納言が「桜」をどう見てたのか気になったので編集してみた。 「さても春ごとに咲... 2013.01.12 日本の美意識
日本の美意識 菅原道真/梅が桜に変わる頃に 古代の日本で「春の花」と言えば「梅」だった。 いつごろ日本の関心が梅から桜へ移っていったのか。 和歌の世界では8世紀中頃の万葉集では桜より梅の歌が多く、 古今和歌集(905年)になると春の主役は桜に変... 2013.01.12 日本の美意識
日本の美意識 花見と酒宴の歴史-桜の聖と俗 そうか。去年のように静かに桜を見上げることはできないんだね。 酔っぱらいと生ごみの狂宴が帰ってきてしまうのだ。。。 自粛ムードの中、静かに咲いた聖なる桜は、今年再び世俗に戻る。 今年は西行や梶井基次郎... 2012.04.01 日本の美意識
日本の美意識 桜に込めた豊作の祈り 作品社の「日本の名随筆・桜」を手に入れた♪ このシリーズはテーマ事、近現代のエッセイが読めておもしろい。 山本健吉「花」に興味をひく一節があった。「桜の花が注目されたのは、むしろ別の生活上の必要、つま... 2012.03.24 日本の美意識
名言・名文 桜の樹の下には屍体が埋まっている! 梶井基次郎のエッセイ「桜の樹の下には」はこうはじまる。 以後の桜に関する文学に影響を与えたとされる1928年の作品。 怪しくも美しい桜の魅力を表した名言だ。 ただ著者が肺結核を患い、まもなく亡くなって... 2012.03.21 名言・名文
日本の美意識 世界に発信された日本の桜観-武士道、茶の本 「読むべき日本の名作は?」という質問には引き続き、 1900年前後の葛藤の中で、英語で本当の日本を伝えようとした、 内村鑑三「代表的日本人」(1894年) 新渡戸稲造「武士道」(1900年) 岡倉天心... 2012.02.24 日本の美意識
お薦めの本 井筒清次「桜の雑学事典」 桜の生まれはヒマラヤ近辺、という説もあるとか。 海抜1,200~2,400mに生息するヒマラヤザクラって品種もある。 日本にどのように桜がやってきたのかは分からないけど、 おそらく鳥が種をついばんで、... 2012.02.23 お薦めの本
日本の美意識 兼好の桜観/徒然草137、139、161段 「徒然草」の桜と言えば、真っ先に思い当たるのはこれだろう。 「花は盛りに、月は隈なきをのみ、見るものかは。・・・咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。・・・すべて月・花をば、さの... 2012.02.18 日本の美意識兼好法師「徒然草」
日本の美意識 西行、日本の桜観を変えた漂泊の歌人 平清盛と同年に生まれ、貴族社会と武家社会の間に生きた西行は、 日本の文化史・精神史における転換点を演出した偉人だった。 私が特に注目した西行の偉業は次の2点。 無常観が仏教を離れた瞬間 桜に人生を重ね... 2012.02.08 日本の美意識西行「山家集」
日本の美意識 桜の語源と西行の和歌 青山墓地で桜を観賞。生死の境界線に桜。西行の和歌を思い出しながらぼんやり。 ねがはくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃 ふと、桜の語源を調べたくなり、自宅に帰って本棚をゴソゴソ。2つの... 2011.04.09 日本の美意識西行「山家集」
日本の美意識 桜と日本・2 先月初めに「桜と日本」という題で、思うがままに頭の中を編集してみた。少し気になることがあり、この1ヶ月間、桜に関する書物をいろいろ読んだ。 1. 花見×酒宴はいつからやってるの? 宴がひどく苦手。親し... 2010.05.05 日本の美意識
日本の美意識 美の崇拝が日本の宗教/オフチンニコフ「一枝の桜」 日本人は桜のごとく純粋で一途なのだ!と書いたら、友だちが薦めてくれた本。著者は政治記者として1962~68年に東京で活動した旧ソビエト人。 明治時代、外国人から「宗教教育なしにどうやって道徳教えるの?... 2010.04.08 日本の美意識お薦めの本
日本の美意識 桜と日本 新年度、新学期のはじまりだから、頭の中から桜を散らしてみた。21種の勅撰和歌集、全190,423首を集めたという、和歌データベースで、「さくら」で検索してみると、5,686首ヒットした。約3%、その程... 2010.04.01 日本の美意識百人一首