現代の知が凝縮されている大学入試の現代文

この10年ほど世の中を読み解く方法を探し続けている。
30代の読書はこれを目指して本を選んでいることが多い。

2008年9月のリーマンブラザーズの破綻をきっかけに、
大学院で経営学を学んでみたが底の浅さに失望する。
ビジネススクールは深い教養を身につける場ではなかったから。

でもここで経済や投資の枠から出ないとダメなんだ!と認識。
さまざまな古典を読みあさりながら、日本の文化・歴史を探究し、
脳科学や宇宙物理学などの科学書などにも手を伸ばしていった。
当初は投資のブログだった、ここの枠組みが崩れた原因でもある。

正確には数えたことはないが、この間に1,500~2,000冊は読んだはず。
羅針盤のない無軌道な旅だったため、無意味に冊数が増えていったが、
今月たまたま手に取った本に衝撃を受けた。

東大入試の現代文の問題文に採られている文章が素晴らしく、
今を生きるための知の方法が凝縮されている!

受験生が過去問を解きすすめることで、
自然と思考力が身につくように設計されているのだ。
そしてもちろん読書ガイドとしても俊逸。

現代文とは現代に必要な教養を身につけるための科目だったのか…。

大学受験の勉強は歴史と数学にしか手をつけていない私にとって盲点だった。
山川出版社の「日本史図録」は改訂のたびに買い換えるくらいだから、
何かしらの疑問に出会ったら、まず高校生まで戻るべきだったのだ。

というわけで来年には40歳という年齢にも関わらず、
夏休みの高校生に混ざって本屋の参考書コーナーをうろうろ。
気に入った参考書を見つけたので読んでいる。

現代を読み解く上でのキーワードと例文がコンパクトにまとめられており、
これを一通り読めば、世の中を読み解くための基礎となりそうだ。
そしてもちろん例文に採られた本を読み、読書の幅を広げることができる。