私の株式投資が職業と言えないわけ

お金を稼ぐってことは自分なりの付加価値を加えること
たとえば仕入れたものに、自分の得意とする何かを加えて、
仕入れ値より高い値段で他の誰かに喜んで買ってもらうこと。

これを株式投資にあてはめると、とても悩ましい話になってしまう。
投資家の努力で保有する株式の株価を上げるのは極めて難しい。
あるとすれば買収で自ら経営権を握った場合くらいだろうか。

そう考えると世界一の投資家と称されるウォーレン・バフェットが、
投資家であり同時に経営者であるというのはなんとなく納得がいく。
株式に経済的な付加価値を加えるには、経営に関わるしかない

だから個人投資家が個別株に長期投資をするのは、
お金を稼ぐ手段としては、とんでもなく効率の悪い方法だと思う。
私の場合、ほとんど趣味みたいなものと言えるだろう。

もちろん機関投資家にも同じようなことが言える。
昨今、日本版スチュワードシップ・コードが策定されたことで、
投資先の企業との対話を通じて企業の成長を促そうとする機運がある。

これがなければレバレッジをかけて薄い利益を引き延ばすしかない。
なんだか安っぽい天ぷら蕎麦の海老天に似ている。
海老を叩いて引き延ばして、たっぷり衣を付ける小手先の調理法だ。
カロリーだけは十分だが、美味しさはまるで感じられない。

本業は何ですか? 個人投資家ですか? と聞かれて、
仕事って自分なりの付加価値を付けることだと思うから、
私のしている投資は職業じゃなくて趣味じゃないかな…
というある日の会話の記録。